日時:2007年10月25日(木)10時30分から
天候:雨模様
場所:桜井市立 第五保育所
参加者:5歳児:ひまわり組 35名
進行:竹野康治郎アナ、おき太
森林インストラクター:奈良森林インストラクター会
新井 博子、伊藤 宏治、寺西 康浩、日月 英明
応募者:米田紀子さん(先生)
応募理由:「自然が大好きな子どもたちに!」
『先生!ABCの「おはよう朝日です」で告知していた
「みんなの木」に応募しましょう!うちの保育所のテーマとぴったりです!
ぜひ、おき太くんに来てもらって、植樹をしてもらいましょう!一生の思い出になります!』
募集要項を手にした5歳児ひまわり組のお母さんが、職員室に駈けこんできました。
子どもたちは、長い時間、保育所で生活します。0歳児から5歳児という、
人間性の基礎を培う大切なこの時期、愛されている実感とともに、
自分が好ましく思えるよう、生きる力、考える力を培う必要があります。
そのため、保育所の庭を、自然いっぱいの庭にしようと考えました。
でも、幼稚園と違って保育所の予算は大変少なく、
樹木や草花を用意するのに大変苦労しています。
授業に先立って、山から間伐材を保育所の庭に運び込み、円錐形やトンネル形に木を組んで「隠れ家つくり」の骨格を作っておきました。当日は、たくさんの枝や、わら、つる、笹などを使って、保育所の園児たちが、その骨格に肉付けをしていきました。
出来上がった隠れ家の中に入って、ねっころがったり、窓から顔をのぞかせたり…みんなは、大人が思っている以上に活発な動きをして、見る見るうちに持ち込んだ材料がなくなっていくのを好ましく感じました。
みんなは「チクチクするなぁ」「ふわふわやなぁ」「ええにおいやで」などといいながら体いっぱいに何かを感じていましたが、中には「これ、蜜やで〜。クワガタ来るねんでぇ」と枝を落としたヒノキの切り口をなめてみる子どももいました。
私たちインストラクターたちは、多くを語らず、みんなの動きにあわせて行動しました。園児たちの嬉々とした顔を見て、みどりの授業には、大人の言葉は不要だな…気をつかったのは、笹や枝などの先で、目をついたり、怪我をしたりしないようにという点だけでした。(新井)
木の種類:スモモ 1本
古い時代に中国より渡来した果樹で、
桜よりちょっと早いころに、白い五弁花を咲かせます。
保育所の庭に植えるので、落葉小高木がよい、
実がなって食べられる、虫がやってくる、
を満たす樹種を保育所側が希望されました。
卒所して保育所 を訪ねたときに、植樹した記憶が残っている
ぐらいの期間で実がなるといいですね。(新井)
〜植樹にあたって〜 植樹する木は、学校側の希望を伺った上で森林インストラクターと相談し、その土地に合った木を選んでいます。 また、風土に合い、生態系にも負担をかけないように配慮しています。
奈良県桜井市にある第五保育所に行ってきました!!
ここの保育所は「森林環境教育」ということで里山や森に出かけたり、また園庭の木々に興味が持てるような遊びを考えているそうです。
ですから、森林インストラクターと一緒に木々で作る「隠れ家」を作るときは瞳を輝かせてあちこちを走り回り、服を汚しながらも終始笑顔(^_^)
完成後は隠れ家で寝てみたりすると「気持ちがいい〜」「いいにおいがする〜」なんて声が子どもたちから聞こえてきました。
植樹したすももの木が花を咲かせ、たくさんの実がなるように大切に育ててくださいね♪
2007年10月25日(木)
2009年3月27日(金)
2010年6月17日(木)