日時:4月22日(火)10時30分から
快晴:快晴
場所:奈良文化女子短期大学 付属幼稚園
参加者:新年長 20名
進行:竹野康治郎アナ、おき太
森林インストラクター:奈良森林インストラクター会
木村洋子、岩下洋一、谷口暁、日月英明
応募者:吉野あゆみさん(年中組の保護者)
応募理由:「卒園の思い出に!」
娘が通う幼稚園は、大和高田市で40年ほどの歴史ある幼稚園です。
短大・高校と敷地を共にし、広い土地で緑に囲まれ、自然あふれる環境で学んでおります。
春には芽が出る息吹を感じ、秋には落ち葉拾いをして、畑で掘ったお芋で焼き芋パーティ…
自然の中で子供の個性を尊重し、のびのびとした教育方針であるこの幼稚園の卒園の思い出に、と応募しております。
現在、年中児で、春には年長になります。
樹木を植え、少しでも育っている様子を見て卒園させてやりたいと思っております。
今回お邪魔した奈良文化女子短期大学付属幼稚園は、短大の敷地も幼稚園のフィールドで、たくさんの樹木が植わっています。きれいな花の咲く樹や見上げるような大木もいっぱい! でもどの樹の名前もわからない…せっかくだから自分の好きな木を見つけてもらったら、僕の木・私の木と親しんでもらえるかな? 「みんなの木」も嬉しいけど「自分の木」も見つけてほしい! そんな気持ちで樹名板付けをすることにしました。
事前に担任の先生と一緒に園児さん達それぞれ一本ずつ好きな木を見つけてもらい、当日、その木に一緒に樹名板をつけました。みんなきらきらした目で、どうしてこの木が好きになったか教えてくれました! 木の名前がわかったことで、もっとその木が好きになってくれるかな? お友達にも紹介してくれるかな? 春夏秋冬、その変化をどんな気持ちで受け止めてくれるかな? 私たち森林インストラクターにも楽しい疑問がいっぱいです。
「知るは楽しみなり!」、子供達に伝わっていればいいな!!(木村)
木の種類:コナラ 1本
幼稚園の保護者のご希望で、「どんぐりのなる木」
の中からコナラを園と相談して選びました。
雑木林の代表的な木で、丈夫で育てやすく、
園では、将来その場所を園児が息う雑木林風の場所にしたい
というご希望もありました。
また、コナラより大きいどんぐりのなるクヌギもありますが、
危険なスズメバチが集まる木なのでコナラにしました。
秋の紅葉も意外に美しい木です。
その下で落ち葉をかさこそと掻き分けて、
どんぐりを拾って、遊んでください。(岩下)
〜植樹にあたって〜 植樹する木は、学校側の希望を伺った上で森林インストラクターと相談し、その土地に合った木を選んでいます。 また、風土に合い、生態系にも負担をかけないように配慮しています。
広大な広場で自由に走り回る子どもたちが印象的だった奈良文化女子短期大学付属幼稚園。
今回は事前に子どもたちが好きな木を選んで、その木に森林インストラクターの皆さんと子どもたちと一緒に名札をつけました。
子どもたちの感性には驚き!!!一人一人が好きな木の理由を「大きくて硬いから」「花を舐めてみると甘いから」などと笑顔で答えてくれました。
当たり前のように思えますが、実は子どもたちが気づいた一つ一つが木の個性だそうで勉強になりました。
そして、「コナラ」の木を植樹しました。なんと大きくなると30メートルにもなるそうです!!
また、雨にも風にも負けない強い木!!子どもたちと一緒に大きく逞しく育って欲しいです。
2008年4月22日(火)
2010年6月