日時:2009年 12月15日(火)10時45分から
快晴:晴れ時々くもり
場所:松原市立 松原西小学校
参加者:4年生 33名
進行:喜多ゆかりアナ、おき太
森林インストラクター:大阪森林インストラクター会
佐藤英雄、黒田治平、伊藤啓史、長島秀雄、
草野美代子、原未邦、木村洋子、金子譲
応募者:大森 彰 校長
応募理由:「環境教育の一環として」
本校では、毎年4年生が環境教育に取り組んでいる。
本年は、上下水道の学習やゴミの学習から環境問題に視点を当てて取り組みを進めている。
2学期には、地球環境に眼を向け、森や山などの木の果たす役割を学習していきたい。
授業の目的は、樹木と触れ合うことで、多様な樹木のあることを知り、自然に目が向くことをねらいとしました。今ではインターネットなどで知識を得ることは容易ですが、自然に触れて観察する機会が少なくなったように思います。
身近な校庭の樹木を観察し、樹木カルテを作成し、みんなに発表してもらうことにしました。なお樹木カルテとは1本の木をイメージしたもので、樹木の幹や枝、葉、実などを、台紙にはりつけて、その特徴を書き込んだものです。樹木の幹は「たくほん」で表現します。
新型インフルエンザで休んでいる級友も多かったので、「参加できなかった人の分も・・」の思いもあったのでしょう。授業では、子どもたちは、熱心に、楽しく、生き生きと課題に取り組み、「私たちの木」を発表していました。
今日の授業が、自然を観察することで、自然の面白さに目が向き、自然を大切に思う心が育まれるきっかけとなることを願ってやみません。(佐藤)
木の種類:クヌギ 1本
グニャグニャパーマのような帽子をかぶった
まん丸ドングリ、
秋に茶色くなったまま春までくっついている葉っぱ、
甘い樹液の香りに集まってくるカブトムシ・・・。
この木の特徴を語るときりがありません。
昔からなじみ深い木で、木材を薪炭材として、
また、落ち葉を肥料や燃料として利用するなど、
私たちの生活に深くかかわってきました。
薪や炭が使われなくなってからは利用が減っていますが、
松原西小学校4年生のみんなには大切に育ててもらって、
クヌギのよさを知ってもらいたいですね。
よく観察するとまだまだ面白い発見があって、
とてもいい教材になりますよ。
がんばってこの木の秘密を見つけてください。(伊藤)
〜植樹にあたって〜 植樹する木は、学校側の希望を伺った上で森林インストラクターと相談し、その土地に合った木を選んでいます。 また、風土に合い、生態系にも負担をかけないように配慮しています。
自分の校庭にある木って意外と知らないものですよね。
今回は、なんと森林インストラクターの方が8人も来て下さったんです。
よって、授業は一人の先生につき生徒4人〜5人ということもあり、みんな夢中になってお勉強していました。
勉強といっても、グループごとに校庭の木の特徴をみんなで観察したり拓本したりと、内容は興味深いものばかり。
例えば、さくらの木の葉って茎の部分に二つのポッチがあるんですよ。
これは、なんのためでしょう?正解は、アリに吸ってもらうため。
でもアリが来たら栄養を取られるのでは?と思うでしょ?
実はアリに害虫を駆除させるんだそうです。
つまり、アリをガードマンとして雇っているわけです。
大人の私も知らないことがいっぱいの楽しい授業でした。
植樹も、みんな分担して寒い中がんばってくれたね。
今回はクヌギの木。クヌギは昔から薪として使われたり、どんぐりが実ったりと
私たちの生活と深く関わりのある木です。
これからも大事に育ててね!
2009年12月15日(火)
2011年6月28日(火)