日時:2011年4月21日(木)10時50分〜12時25分
天気:晴れ
場所:明石市立 鳥羽小学校
参加者:3年生 82名
進行:桂 紗綾アナ、おき太
森林インストラクター:
全国森林インストラクターひょうごの会
松尾幹生、杉村寿、一樹洋彦、村岡義博、南憲治、
生田誠二、山田耕一郎、村上敏彦、三島嘉浩
応募者:山本 美貴子先生
応募理由:
鳥羽小学校の3年生は、環境体験学習で木々について勉強をしています。本年は、体育館工事のため、春になると花を咲かせてくれる木や、蝶が卵を産む木も、切り倒されてしまいました。子どもたちは、まだ学習の初めなので、詳しくはわからないものの、それを心配し、心を痛めています。
そこで、新しくできる体育館の周辺にふさわしい木を植えて頂くことで、鳥羽小学校全体で、その生長を楽しみにし、また全学年で環境について考える機会となればと思い、希望します。
鳥羽小学校の3年生は環境体験学習が、年間3回予定されています。で、体験学習につながる導入的な位置づけとしてフィールド・ビンゴをしました。
3年生になったばかりの81人が、8グループに分かれ、3×3マス(計9マス)のビンゴ用紙を片手に中庭を探検しました。見つけるものは、「春の顔」「チクチクするもの」「細長い はっぱ」「風の声」「かたい はっぱ」「冬に はっぱのない木」「だれかが食べたあと」「足が6本のもの」「まつぼっくりのなる木」でした。見つけたら、絵を描いてもらいました。
葉っぱや幹にさわったり、ゲッケイジュの葉っぱを匂ったり、地面を探したり、深呼吸をしたり、目を閉じてみたり、狭いと思った中庭でしたが、いろんなものが生きているのですね。ホトケノザの花を見つけた女子児童は、花の奥が甘いよ、と教えてくれました。
マツボックリの翼果に興味津々になった男子児童もいました。「風の声」は多様な風を描いてくれました。意外に「冬に はっぱのない木」は難問だったようですが、ビンゴがたくさん出来て、達成感も感じてもらえたようです。(三島)
木の種類:セイヨウミザクラ 1本
鳥羽小学校に植えたさくらんぼの木は実のおいしい「佐藤錦」という品種ですが、これは明治初期に日本に渡来した「セイヨウミザクラ」を改良したもので原産は西アジアです。
4〜5月に白い花が咲き果実はいわゆるさくらんぼです。
虫がつきやすいので普段から観察して虫を手で取るか殺虫剤を散布して防除する必要があります。(杉村)
〜植樹にあたって〜 植樹する木は、学校側の希望を伺った上で森林インストラクターと相談し、その土地に合った木を選んでいます。 また、風土に合い、生態系にも負担をかけないように配慮しています。
今回のみどりの授業は3年生から始まる「環境体験学習」につながるように、少しでも植物のことを知ってもらって、自然を身近に感じてもらうことが目的でした。
グループに分かれて自然探検。葉っぱによって形や色がそれぞれ違うのは何でなんだろう。音の出るものや匂いのするもの、おもしろいものをたくさん見つけました。
みんなインストラクターさんのお話に興味津々。一緒に聞いていた私も新しいものを発見することにわくわくしました。
そして校庭にはセイヨウミザクラ、さくらんぼの木を植えました。桜の木にはよ〜く見ないとわからない程小さい実が成るんだそうです。でも食べられる実はさくらんぼの木に成る実だけのようです。
みんなで植えたさくらんぼの木は、来年の夏には実を結びますが、まだまだ数が少なく全員分はとれないとのこと。再来年には全員分のさくらんぼが成るかなぁ?
みんなで仲良く食べられる日が早く来ると良いですね♪(桂)
2011年4月21日(木)