日時:2011年10月6日(木) 10時40分から
天気:雨上がりの晴れ
場所:泉佐野市立 第一小学校
参加者:1年生 65名
進行:喜多ゆかりアナ、おき太
森林インストラクター:大阪森林インストラクター会
福田淳子、伊藤啓史、金子譲、
菅沼洋、潰瀧一美
応募者:渡邉 康起(1年担当)
応募理由:
「校舎の建て替えで、緑が減ってしまったので!」
校舎の建て替えによって、学校内の緑が減った。
木々が少なく感じます。
子どもたちの手で、少しでも緑を増やす活動ができればと思い、応募しました。
泉佐野第一小学校は、校舎の建て替えで、元々あった木がほとんどなくなってしまい、とても残念な状態です。大きくぐんぐん伸びる木を植えたいが、まわりが住宅街なので、落ち葉などの問題もあり、結局「カリン」を植えることになりました。
対象が1年生ということもあり、クイズ形式にしました。
★世界で一番太い木はまわりが何メートル?
…答は36メートル、メジャーで輪を作ってもらい、みんなでその中に入り、太さを体感する。
★世界で一番背の高い木は何メートル?
…答は112メートル、みんなで手をつないでその高さを体感する。
★カリンの花と実についてのクイズ。
ねらいは、「世界にはびっくりするほど大きな木がある。そんな木も今日植える木も同じ木で、みんなが世話をすることによっていっしょに生長し、長生きをする。カリンの花が咲いて、実がなるのを楽しみに、がんばって世話をしましょう。」
というところだったのですが・・・。
今日の敗因は(笑)、1年生はまだメートルを習ってなかった、ということと、こどものパワーを侮っていた、この2点です。
前日の雨で運動場が使えず、収録は体育館で。非日常のできごとの中、いつもTVで見ているきれいなお姉さんが目の前にいるし、おき太くんはいるし、すでに興奮状態のこどもたちに3択のクイズなどやったら収集がつかなくなる、ということがよくわかりました。
こどもたちは楽しかったと思うけれど、いったい何をやったのか、よくわからなかったのでは?と思います。反省です。
2時限目の植樹のときに、「今日植える木だけではなく、通学するときや、遊びに行った時、まわりにある木にも関心をもってね」、とフォローしてもらいましたが、どうだったかな?
実際に水をやったり、観察したりする中で、この木を植えたときのことを思い出して、世界の大きな木や身近な緑のことを考えてくれるとうれしいです。
(福田)
木の種類:カリン 1本
バラ科の落葉樹で、ボケの仲間です。白やピンクの花を咲かせ、紅葉がとてもきれいです。成長すると、樹皮がはがれるのが特徴です。大きな実がなってとてもおいしそうに見えますが、渋くて堅いので生では食べられません。砂糖漬けや果実酒にするとおいしくいただけます。果実に含まれている成分は、のどの咳や痰など喉の炎症に効くとされています。
庭によく植わっている木ですが、夏に大量のカナブンが集まっているのをよく見かけます。虫の観察などでも、楽しめるかもしれません。
(伊藤)
〜植樹にあたって〜 植樹する木は、学校側の希望を伺った上で森林インストラクターと相談し、その土地に合った木を選んでいます。 また、風土に合い、生態系にも負担をかけないように配慮しています。
久しぶりに「みんなの木」の活動に参加させていただきました。
新築の校舎はとてもきれいで、清潔感がありました。みんなの教室を覘いてみると、大きな声で返事をしているみんなの声がとても愛おしかったです。
今回は、一年生65人のかわいい元気な子たちでした。緑の授業では、自然にまつわるクイズ大会に大盛り上がり!体育館をところ狭しとみんなで走り回って、私もバテバテ。 今回植えるカリンの木についても、楽しく学びました。
みんなが卒業するころにカリンの実がなるそうです。そのままでは食べられませんが、シロップなどに漬けて食べると、のどにもいいんですよ。みんなが大きくなったときその実を見て、一緒に植樹したことを思い出してくれたら嬉しいな♪
2011年10月6日(木)