



ポツンと一軒家
日本各地の人里離れた場所に、なぜだかポツンと存在する一軒家。そこには、どんな人物が、どんな理由で暮らしているのか!?衛星写真だけを手がかりに、その地へと赴き、地元の方々からの情報を元に、一軒家の実態を徹底調査しながら、人里離れた場所にいる人物の人生にも迫っていく。1枚の衛星写真から、どのような人がどんな暮らしをしているのかに思いを巡らせるのは、MCの所ジョージとパネラーの林修。
ゲストは川田裕美と豆原一成。6年ぶり2回目のゲスト出演となった川田は「結婚して子どもができまして。6年ほど前よりも自然に触れたいと思うようになりました。週末は子どもたちを連れて、山や川へ行くようになりました(笑)。ポツンと一軒家の暮らしぶりもすごく気になりますね!」と結婚を経て意識の変化があったよう。実は「岡山の田舎育ち」と話す豆原。「祖母の家によく行くんですよ。帰れるときは田舎に帰りたいタイプです」と自然のある環境が好きなのだとか。
山口県の山奥深くでポツンと一軒家を発見!衛星写真でもわかるほど広くて山に囲まれた敷地におおきな建物が確認できる。近くには湖か海のような水場も。豆原は「お城跡のような広さですよね」とその広さに驚きながら衛星写真を見つめていたが…。
まるで空に向かって進むような坂道を走り続ける捜索隊。坂を上りきると、眼前に美しい田園風景が広がっており、その向こうに集落が見えてきた。その道中で稲刈り中のトラクターを見つけると、声をかけて衛星写真を確認してもらうことに。すると、「ここは、ダム湖のさらに山奥にあるお宅です」と男性が教えてくれた。しかも「家まで送りますよ」と親切にも案内してくれるという。
男性が運転する軽トラの後をついていくと、やがてダム湖沿いの山道へ。湖面を眺めつつ山の奥深くへと進んでいくと、赤い瓦ぶきの立派な日本家屋が見えてきた。しかも敷地内にはたくさんの自動車が駐車していて…!?
にこやかに迎えてくれたのはご長男の奥さま。心理カウンセラーとして働いているという奥さまは「今日はここで講座を行っていて、これから昼食なんです。よければご一緒しませんか?」と、とても気さくに捜索隊を誘ってくれた。10人ほどのにぎやかな講座の参加者さんたちに交じり、笑顔に包まれたランチを楽しむ捜索隊。
ご長男の話によるとこの辺りの敷地は近くの山を含めて13代続いているそうで、築135年という今の母屋は曾祖父が建てたという。その縁側から見渡すことができるのは「京都から庭師さんに来ていただいて造った」という見事な日本庭園。
賑やかで笑顔が絶えないご家族だが、実は息子さんが幼い頃に大病を患い、ご夫婦の人生を一変させたことも…。大きな困難を乗り越えた今、「こうして母と暮らせて最高に幸せです」と語るご夫婦の愛の物語が、そこにはあった…。