サキとマイたちは、しゃかいかのじゅぎょうで、グループがくしゅうをすることになったの。サキとマイのグループは、カヨ、ユウコ、ヒトミ、あわせて5にん。がくしゅうのテーマは、「このまちではたらくひとについて」。そのとき、ケンタがとつぜんふざけだしたの。あっ、そういえばケンタのいえは、さかなつりをするときにふねをかしたりする、つりぶねやさんだったわね。こんかいのテーマにぴったり!とサキはおもったの。
ケンタのいえは、おとうさんとおかあさんだけで、つりぶねやさんをしているみたい。おとうさんもおかあさんも、ひとをわらわすことがだいすきで、いつもじょうだんばかりいっておきゃくさんをたのしませてるみたい。
にちようび、サキたちはケンタのいえへおじゃまし、じむしょないをみてまわったあと、ケンタのいえのつりぶね「たいようまる」にのったの。サキもマイもつりははじめてのけいけん。マイがふあんそうにしていると、ケンタのおとうさんが、「おきゃくさんにはかならずさかなをつってもらう」とじしんまんまん。ほんとうにだいじょうぶかなぁ・・・じしんのあるおとうさんにくらべて、ケンタはしんぱいそう。
ケンタのおかあさんにつくってもらったりょうりをふねのうえでたべたあと、いよいよつりのかいし!ところが1じかんたっても1ぴきもつれないわ。ここはよくつれるばしょだというから、なにかがおかしいはず。ケンタのおとうさんは、てんきがわるくなりそうだから、はやめにひきあげようといったけど、ケンタは1ぴきもつらないでかえるのはいやだとおもったわ。でも、あんぜんがいちばんなので、もどろうとしたそのとき、うみがとつぜんあかくなり、なみがたかくなってきた。いままでみたことがないたかいなみがおしよせてきたの。わー、こわいよー。ケンタのおとうさんは、サキたちをあんぜんなふねのなかにひなんさせると、ひっしにふねをきしへもどそうとしていた。ケンタもひっしにてつだっている。サキとマイがふねのうしろをみると、なんとウザイナーのきょだいでんきクラゲが!そしてそれにはモエルンバがのっていたの!!
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