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月〜金曜日 18時54分〜19時00分 |
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甦った大阪市中央公会堂 |
大阪城天守閣と共に大阪市のシンボルであり、文化、芸術、社会活動の場として利用されてきた赤レンガの大阪市中央公会堂が2002年11月に保存・再生工事が終わり、80年ぶりに創建当時の姿として甦った。最新技術を駆使した免震システムも施され大地震にも強い構造となった。21世紀も大阪市民らに愛され、あらゆる活動の場として多くの人びとにふれあいの場を提供するであろう。 |
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3年8ヶ月におよぶ保存・再生工事は綿密な計画と丹念な作業で進められた。外壁の赤レンガや柱のひとつひとつの汚れが洗い落とされ、80年の間に改変された意匠なども忠実に創建当時の姿に復元された。 |
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(写真は 免震装置) |
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岩本栄之助は明治10年(1877)両替商「銭屋」の次男として生まれた。長男が死亡したため父の株仲買人の仕事を手伝い、父の引退で家督を継ぎ株仲買人となった。その後の株仲買い人の仕事は順調だったが、大正初めの相場の激変で持ち株の下落、相場の予想もはずれれるなどで大損失をこうむり、窮地に追い込まれていた。 |
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(写真は 辞世の句) |
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この大集会室は大正、昭和の政財界の重鎮が講演会を開いたり、音楽、演劇界のトップアーチストたちの公演が行われた。憲政の神様と言われた尾崎行雄や犬養毅、若槻礼次郎らの演説会、三浦環の独唱会、山田耕筰の演奏会などがあった。また、ヘレン・ケラー、ソ連の宇宙飛行士・ガガーリン、ゴルバチョフ元ソ連大統領らもこの大集会室を訪れている。 |
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(写真は 大集会室) |
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この天井画、壁画を修復したのが絵画修復の第一人者の杉浦勉氏。仰向けに寝そべって天井画の修復ができる特製の電動イスを使うなど困難な作業が続いた。右手には絵の汚れやほこりを溶かして落とす溶剤を含んだ脱脂綿、左手には溶剤の働きを止めるための脱脂綿を持っての作業だった。こうした根気をいる作業が続けられ、天井画、壁画が鮮やかに甦った。 |
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(写真は 中之島倶楽部) |
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水上バスの散策、中之島公園の散歩に疲れたら中央公会堂にオープンしたカフェテラス「サンクンガーデン」でひと休みするのがよい。保存・再生工事が行われるまでは、公会堂南側で隠れていた地階部分を明るくて開放的なカフェテラスに模様替えし、新しい玄関として、また憩いの場として生まれ変わった。 |
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(写真は サンクンガーデン) |
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