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月〜金曜日 18時54分〜19時00分 |
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京都市・鞍馬〜貴船 |
暑い京都の夏から逃れる避暑地・鞍馬、貴船は別天地。気温は市街地より5、6度低く、緑深い木立の間からの冷風が肌に心地よい。また、鞍馬、貴船は神仏の聖地でもあり、納涼を兼ねた参拝者や貴船の川床料理を楽しむ人も多い。 |
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仁王門から少し登った所に鎮座する由岐(ゆき)神社は鞍馬一帯の氏神。御所にまつられていた由岐大明神を、都の北の鎮めとするため天慶3年(940)鞍馬へ移したのがこの神社の始まり。この時、手に松明をかかげ、道筋にかがり火をたいて遷宮の行列を迎えたのに因んで始まったのが、由岐神社の例祭・鞍馬の火祭である。 |
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(写真は 由岐神社) |
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鞍馬山や鞍馬寺には義経ゆかりの史跡がいくつも残っている。平治の乱で父・義朝が平清盛ら敗れ、異母兄の頼朝は伊豆に流され、7歳の牛若丸は鞍馬寺の東光坊の僧・覚日のもとに預けらた。やがて自分の生い立ちを知り、父の敵である平氏討伐の志を抱くようになり、毎夜、奥の院・僧正ガ谷で天狗を相手に武芸を磨いたと伝えられている。 |
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(写真は 息つぎの水) |
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水の神にふさわしく貴船神社本殿前の石垣からはこんこんと御神水の清水がわき出ている。貴船山からわき出るこの清水は、これまで一度も枯れたことがなく、夏は冷たく、冬は暖かく、弱アルカリ性の名水として知られている。茶人らが「茶を点てるのに最良の水」とわざわざこの水を汲みに来ることもある。 |
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(写真は 御神水) |
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玉依姫命が淀川、鴨川、貴船川をさかのぼってきた船を人目にさらしてはならないと、石で覆い隠したとされるのが奥宮の境内にある「船形石」。しめ縄が張られ苔むした船形石は、船乗りや漁師たちから航海安全の神として信仰され、船形石の小石をお守りとして持ち帰る船乗りもいる。また、船形石の上に茂っている草を抜き取るとたたりがあるとも言われている。 |
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(写真は 結社) |
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カジカが鳴き、ホタルが飛び交う清流の川床でいただく料理で旬の味が満喫できる。鴨川、貴船川で捕れる天然アユの塩焼き、夏の京都には欠かせないハモ料理などが、見た目にも涼しげなきれいな器に盛られたり、氷を削って造られた氷鉢に盛られ涼しさをさらに感じさせる。ほかに山菜料理、冷たい流しそうめんなど、貴船ならではの川床料理が並ぶ。真夏の京でこれに勝るぜいたくはないと言えよう。 |
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(写真は 鯉のあらい 鯛のつくりの氷鉢盛り) |
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