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月〜金曜日 18時54分〜19時00分 |
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古都・奈良の世界遺産 |
平成10年(1998)奈良市の6社寺(東大寺、興福寺、春日大社、元興寺、薬師寺、唐招提寺)と平城宮跡、春日山原始林が「古都奈良の文化財」として、ユネスコの世界文化遺産に登録された。8世紀の日本の首都だった奈良には、シルクロードを経てさまざまな文化が伝えられた。世界文化遺産登録で当時の木造建築の粋を集めた奈良の建造物群や遺跡などの文化財が、貴重な文化遺産として世界的にも認定された。今回はその一部を紹介する。 |
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大仏を安置する大仏殿も完成した天平勝宝4年(752)聖武上皇、光明皇太后、孝謙天皇のほか貴族、高官らが出席して盧舎那仏の開眼供養会が行われた。1万人の僧が参列し、インド僧の開眼師・菩提僊那(ぼだいせんな)が大仏に目を入れた瞬間、参列者から感激のどよめきが起こったと伝えられている。 |
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(写真は 大仏殿) |
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世界文化遺産に登録されている極楽坊は僧坊のひとつ。奈良時代の終わりごろ浄土信仰に心を寄せ、浄土教の研究をしていた僧・智光が「智光曼荼羅」と安置したことから南都の浄土信仰の中心となり、極楽坊、極楽堂、曼荼羅堂などと呼ばれた。 |
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(写真は 禅室(国宝)) |
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発掘調査に基づく建物などの復原作業も進められ、平成10年(1998)に幅25m、奥行10m、高さ20m、丹土(につち)色の赤い朱雀門が復原され、34年の歳月を費やして平城宮跡によみがえった。この年、宮跡東端に女帝の称徳天皇が儀式や宴会を催した東院庭園も復原された。このほか役所の建物や築地塀が復原されたり、第2次大極殿跡の基壇や柱跡などの遺構の整備も進められている。 |
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(写真は 遺構展示館) |
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世界文化遺産に登録されている朱塗りで壮麗を極める本殿は、東から第1殿(武甕槌命)、第2殿(軽津主命)、第3殿(天児屋根命)、第4殿(比売神)の4棟が並んでいる。この本殿は春日造と言われ従来の神社建築様式にないものがあり、仏教建築の影響を受けていると見られている。鎌倉時代から20年毎に本殿を造り替える式年造替(ぞうたい)が行われていたが、明治時代以降は屋根を葺き替える修理で造替に代えられている。現在の本殿は江戸時代末の文久3年(1863)に建て替えられたものである。 |
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(写真は 中門(重文)) |
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春日山原始林内には剣豪の里・柳生への通じる柳生街道がある。昭和初めごろまで柳生方面から米や薪、炭を牛馬の背に乗せて奈良へ運び、奈良から日用品を柳生へ運んだ道だったが、今は柳生へのハイキングコースとして人気を集めている。 |
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(写真は 朝日観音) |
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