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月〜金曜日 18時54分〜19時00分 |
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奈良市・薬師寺 |
薬師寺は南都七大寺のひとつで、唐招提寺と並ぶ奈良市西ノ京の古刹。飛鳥時代の天武天皇9年(680)に天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒を祈願して藤原京の地に建立を始めたが、6年後に天皇は薬師寺の完成を見ずして亡くなった。 |
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塔の最上層の屋根の上の部分を相輪と言う。相輪は卒塔婆のことでその基部を伏鉢と言い、ここに仏舎利を納める。お墓にさしかけた傘が九輪、その上に尊い塔が「火災にあわないように」との祈りが込められているのが水煙。水煙には透かし彫りされた24体の飛天が、笛を奏で、花をまき、衣をひるがえして祈りを捧げて、仏を讚えている。 |
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(写真は 水煙) |
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薬師如来像の向かって右の日光菩薩像(国宝)、左の月光菩薩像(国宝)は、共にやや腰をひねった流れるような動きのある美しい立姿で、三尊形式を意識したこのようなポーズのものは、飛鳥時代に造られたほかの仏像にはみられない。 |
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(写真は 月光菩薩立像) |
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大講堂の後ろの堂内には仏足石と仏足石歌碑(いずれも国宝)を中心にして、彫刻家・中村晋也氏制作の釈迦十大弟子像が安置されている。 |
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(写真は 宝相華) |
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東院堂の本尊・聖(しょう)観世音菩薩像は、直立不動の姿勢に薄い衣の流れるような曲線、繊細で美しい指の表情など、若さと気品、端麗さが漂う。「祈りが昇華してゆく崇高な姿」と言われる観音さまで、悲劇の人・有馬皇子(640〜658)をモデルにしたとも言われる。 |
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(写真は 聖観世音菩薩立像(国宝)) |
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遠くからしか見られない薬師如来像台座や東塔の水煙が、東僧坊に展示されているレプリカによって間近で観察することができる。シルクロードを通って伝わった文化や芸術が織りなす薬師如来像台座は、見る人の心をはるかかなたの西アジアへとつなげる。塔頂にあり細部が見えない東塔水煙も間近で見ると、笛を奏で、花をまき、衣をひるがえして祈りを捧げ、仏を讚えている24体の飛天の見事な透かし彫りの高い技術がわかる。 |
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(写真は 東塔水煙模型) |
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