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月〜金曜日 18時54分〜19時00分 |
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奈良・室生寺とその霊域 |
周囲を山々に囲まれ、室生川など山あいを流れる清流の瀬音が耳に心地よい、山峡渓谷の静寂境の地が室生村。その室生村を代表するのが室生寺で、五重塔に代表される美しい堂塔伽藍(がらん)や衆生救済の面持ちで参詣者を迎えてくれる仏様の姿がある。周囲の渓谷には龍穴信仰にちなむ洞窟や淵が多く、雨乞い神事の神秘性を漂わせている。こうした静かな山峡の寺・室生寺を訪ね参詣した。 |
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太鼓橋を渡り表門から境内に入ると寺務所の本坊や庫裏。そこから右に進み仁王門をくぐり、左に折れて鎧(よろい)坂の石段を登ると国宝の金堂や弥勒堂があり、その上に本堂の潅頂堂(国宝)が建っている。 |
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(写真は 宝瓶) |
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この5尊像の前にずらりと並ぶ十二神将像が圧巻である。この神将像は薬師如来の眷族(けんぞく)で、12の方角を護る武将像が、頭に十二支をいただき甲冑(かっちゅう)をつけて岩座に立っている。それぞれが躍動的で異なったポーズを取っており、頬杖をつくユーモラスな姿の未神(ひつじしん)もある。 |
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(写真は 十二神将立像(申)) |
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弥勒堂須弥壇の厨子内に安置されているのが本尊・弥勒菩薩立像(国・重文=平安時代初期)。カヤ一木造りの檀像(だんぞう)風で像高94.4cの白木の小像。 |
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(写真は 縵網相(釈迦如来坐像)) |
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室生寺弥勒堂から発見された籾塔は、縦横5基ずつ25基を1組にして蔓紐(つるひも)でしばり、これを重ねて俵に詰め須弥壇下や屋根裏に納めたと考えられる。 |
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(写真は 陀羅尼の経文) |
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龍穴神社の背後の山腹に不気味に口を開けているのが「吉祥龍穴」。その穴の奥深くに龍神が棲むと伝えられており、静寂の中に霊気が漂う感じが伝わってくる。平安時代からの雨乞い神事がこの龍穴の前で行われ、今も龍穴から清水がほとばしり出ている。このあたりは夏でも肌寒い冷気が漂っており神秘な雰囲気に包まれている。 |
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(写真は 天の岩戸) |
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