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月〜金曜日 18時54分〜19時00分 |
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滋賀・信楽町 |
滋賀県の最南端に位置し、京都府、三重県に接する信楽町は、日本でも有数の良質陶土産出地で、古くから陶器作りが盛んな日本六古窯のひつである。聖武天皇が紫香楽宮の造営を始めた地でもあり、山あいの静かな町に入ると、さまざまな表情の陶製の狸が「いらっしゃい」と出迎えてくれる。今回はこんな焼物の里を訪ねた。 |
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現代の焼物は電気窯、ガス窯などが主流になっているが、火加減によって焼き上がりが異なり「炎の芸術」と言われる薪を燃料にした窯も健在だ。大型の壺や甕などを焼いたり、大量の製品を焼くのに使われるのが登り窯。滋賀県の無形文化財技術保持者に指定されている四代目楽斎窯元・高橋楽斎氏は、登り窯での作品制作に打ち込んでいる一人。その作品には茶人に好まれる「わび」「さび」の雰囲気が強い。 |
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(写真は 有名作家の器料理(小川亭)) |
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テクノロジーの進歩は陶業の世界にも革新をもたらし、優れた陶の耐久性を生かした陶板が大きくクローズアップされてきた。繊細な部分や色彩を忠実に再現できる技術が開発され、絵はもちろん写真も陶板に焼き付けることができる。 |
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(写真は 風神雷神図(陶板画・大塚オーミ陶業)) |
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創作研修館は国の内外から陶芸家を志す研修作家を受け入れ、将来の陶芸家を育成する創作の場を提供する。特別なカリキュラムはなく、自由な創作環境の中で著名な陶芸家や芸術家、評論家らを招いて指導してもらったり、研修作家がお互いの芸術性を刺激しながら切磋琢磨するのがこの施設の方針。窯場にはガス窯、電気窯がそれぞれ3基、登り窯、穴窯が備えられているほか、陶芸活動に必要な施設は備わっている。 |
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(写真は 信楽産業展示館) |
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平城京へ戻った聖武天皇は再び東大寺で大仏造立を進め、現在の大仏を完成させた。また、全国に国分寺建立の詔を発するなど大事業を成し遂げたほか、興福寺の堂塔建立にも光明皇后と共に尽力した。天皇の遺品は正倉院に保存され、貴重な文化財として高い評価を受けている。 |
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(写真は 藤原豊成邸復元模型) |
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信楽町の中心部に近いところにある玉桂寺は、奈良時代末の淳仁天皇の離宮・保良宮(ほらのみや)跡に空海が開いたと伝えられている。現在は玉樹本堂と山門などが残っており、地元の人たちから「弘法さま」と呼ばれ篤い信仰を集めている。 |
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(写真は 阿弥陀如来立像(重文・玉桂寺)) |
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