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月〜金曜日 18時54分〜19時00分 |
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名張市・赤目四十八滝 |
室生赤目青山国定公園内の赤目四十八滝には、大小さまざまな滝が清流沿いに数多く点在し、その滝と巨岩、奇岩の赤目渓谷の自然の造形美が素晴らしい。目にしみるような緑の木々の中の渓谷沿いの遊歩道をたどり、滝散策を試みた。 |
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延寿院から上流へ少しのぼると最初の滝・行者滝に出会う。役行者が修行した滝と言われ、大きな岩をはさんでふたつに分かれて流れ落ちる落差5mの滝。 |
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(写真は 不動滝) |
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次に伝説に彩られた赤目五瀑に数えられる二つの滝がある。落差15m、滝壷の深さ約20mの千手滝は、岩をつたわって千手のように流れ落ちるところから、千手観音にちなんで名付けらたとか言われている。織田信長がこの地の柏原城を攻めた時、城主の娘・千手姫が恋人の本間草之助と赤目渓谷へ逃げ込んだが、追手に迫られ「生きて敵に捕まるよりは…」と二人はこの滝壷に身を投じたとの伝説から千手滝となったとも。 |
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(写真は 千手滝) |
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室生赤目青山国定公園内にある赤目渓谷は植物の種類が多い。野に、道ばたに、また滝の飛沫の中にさまざまな野の花が可憐な姿を見せ、散策の楽しみをふくらませ、心を癒してくれる。イワタバコ、オオヤマカタバミ、ウメガサソウ、イナモリソウ、ホトトギス、ダイモンジソウ、ベニシュスランは、植物学者・牧野富太郎氏らが選んだ赤目七草。 |
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(写真は 縋藤滝) |
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滝川の清流にはアマゴ、カワムツ、オイカワなどの川魚が泳ぎ、夏にはカジカの美しい鳴き声が渓谷に響く。カジカは日本固有のカエルの一種で、谷川やきれいな水の川の上流に棲み、雄カジカはカエル界きっての美声。アマゴは渓流魚の王者と言われ、水のきれいな川にしか棲息しない。カワムツは名張市内のほとんどの川にいる魚で、滝川の渓流をのぞいて見える魚のほとんどがこのカワムツと言ってよい。 |
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(写真は 赤目温泉 対泉閣) |
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滝、滝、滝の赤目四十八滝の景観と滝川の清流、赤目渓谷を取り囲む新緑の木々、緑深いこずえから聞こえる野鳥のさえずり、川面からはカジカの鳴き声、川のほとりや樹間には可憐な野草の花、まさに最高の自然のもてなしを受けての散策は終わる。 |
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(写真は 琵琶滝) |
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