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月〜金曜日 18時54分〜19時00分 |
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京都市・妙心寺 |
臨済宗寺院の中で最大の伽藍(がらん)を誇る妙心寺派の大本山・妙心寺は、臨済宗の諸派の中で最大の門派である。今回は洛西に数多くある古刹の中で、厳しい禅宗の修行が続けられている妙心寺を訪ね、堂塔伽藍の紹介や禅僧の修行姿などを紹介する。 |
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広大な妙心寺の山内で関山慧玄の像を安置する開山堂「微笑庵(みしょうあん)」は、現在、山内に現存する建物で最古の堂宇。最も神聖なところとされ、塵ひとつなく、ひと時たりとも香煙の絶えることがない。慧玄は延文5年(1360)開山堂と玉鳳院とを結ぶ渡り廊下の北にある、庭園の風水泉脇の老樹の下で息を引き取ったが、その時も行脚の旅姿だったと言う。 |
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(写真は 風水泉) |
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妙心寺の大庫裏は、他の大寺院の庫裏に比べても大きい。庫裏は寺の台所でこのような大庫裏は、寺で行われる大きな仏事や法要の時に、何百人もの食事を作る時などに使われ、平素の炊事は小庫裏で行われる。 |
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(写真は 大方丈) |
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法堂の天井は板が一面に張られた禅宗独特の平らな鏡天井で、禅宗寺院の法堂の天井には必ず丸い形の龍が描かれる。妙心寺では「東福寺の画龍は紙に書いて天井の板に貼ったもので、これは時が経つと剥落(はくらく)することもあるので、天井板に直接描いてほしい」と探幽に依頼した。 |
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(写真は 法要) |
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ようやく入門の許可が出ても、それからが大変である。修行僧たちが修行や寝起きをする場所が僧堂。午前3時半(季節によって時間が異なる)の起床に始まり、質素な食事、読経、座禅、托鉢、作務、師との問答など、己ひとりならず、他を救う自利、利他の雲水の修行が続く。 |
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(写真は 托鉢) |
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退蔵院方丈西側の枯山水「元信の庭」は国の史跡、名勝に指定されており、室町時代の画家・狩野元信の作庭。自然林と竹薮を背景に北西の枯滝の石組みから流れ落ちる水が、亀島の周囲をめぐって南西隅へ流れ去る有様を表したもので、庭の構成には絵画的な感じがみなぎっていると言われる。この庭は元信が絵筆に代えて石と砂で描いた水墨画とも言える。 |
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(写真は 余香苑) |
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