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月〜金曜日 18時54分〜19時00分 |
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奈良市、生駒市 |
生駒山の東麓に近い奈良市西部は、大阪のベッドタウンとして閑静な住宅街が広がる中に、美術館や赤膚焼の窯元がある。都市の喧騒の中にあるミュージアムとは違い、静かな雰囲気の中で美術品の観賞ができる。また、大阪府との府県境に近い生駒市の茶筌の里は、今も静かなたたずまいを残し訪れる人を迎えてくれる。 |
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松園の代表作には「花がたみ」「焔」「楊貴妃」「序の舞」「鼓の音」など数多いが、今回の展示会では謡曲に取材した「花がたみ」と絶世の美女を柔和な美貌に仕上げた「楊貴妃」を紹介している。「花がたみ」は狂った女性を舞う姿を描いたもので、その表情を描くのに苦労したようだ。「楊貴妃」は美女中の美女と言われた濃艶な楊貴妃を、独特のタッチで描いている。 |
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(写真は 「檳榔樹」上村淳之) |
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今開かれている松伯美術館の企画展「松園の縮図帖」の縮図帖は、松園が「生命にも等しく大切なもの」と言ったもので、小さな紙に筆で克明に花鳥、山水、人物、風俗、絵巻物、能面など、松園がいいなあと思ったものを貪欲なまでに写し取っている。 |
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(写真は 伯泉亭) |
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治兵衛の流れを汲む赤膚山元窯の7代目の窯元・古瀬堯三さんは隠居名・治兵衛を名乗っている。古瀬さんは「伝統の赤膚焼の美を追求する使命をまっとうしたい」と作陶に取り組んでいる。この窯元にある「中の窯」と呼ばれていた登り窯は、訪れた人たちに一般公開され見学できる。 |
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(写真は 奈良絵) |
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「石造二仏・供養者像」は、2〜3世紀のパキスタン・ガンダーラの寺院の壁画装飾の一部と見られ、釈迦ともう1体の仏を中央にして、5人の男女の僧が取り囲む珍しいもので、女性像はギリシャ風の髪形と衣装、男性は古代イラン風の衣装で手に蓮華を持っている。 |
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(写真は 竹生島祭礼図) |
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茶筌の形は茶道の各流派ごとに異なり、その種類は60種以上にのぼり、最近はさらに増えて100種類近くになっているようだ。10工程ほどの茶筌作りは、そのほとんどが小刀とヤスリを用いての作業で、長年の経験によって磨かれた技術と精神力が必要とされる。高山では茶筌のほかに茶道具の茶杓、柄杓、花器、茶合なども作っている。 |
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(写真は 高山竹林園) |
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