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月〜金曜日 18時54分〜19時00分 |
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桜井市・初瀬 |
真言宗豊山派の総本山長谷寺は「花の寺」とも呼ばれ、春の桜、初夏の牡丹、梅雨のあじさい、秋の紅葉と四季おりおりの美しさで訪れる人の目を楽しませてくれる。西国三十三カ所の観音霊場の第八番札所として知られ、古くから女性の信仰を集めてきた。長谷寺を中心に歴史と自然に恵まれた初瀬の里を歩いてみたい。 |
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室町時代に描かれた長谷寺縁起絵全6巻(奈良県指定文化財)には長谷寺の創建と本尊十一面観音造立の由来がテーマになっている。通常の絵巻物に比べると縦のサイズが約1/2になっていて、このようなスタイルの絵巻を「小絵」という。 |
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(写真は 長谷寺縁起絵巻) |
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本堂内陣には本尊十一面観音像が安置されている。平安時代から中世にかけてこの観音への信仰は長谷信仰ともいわれるほど盛んで「古今和歌集」「枕草子」「源氏物語」「更級日記」「蜻蛉日記」など数多くの文学作品に登場している。特に女性の間で長谷信仰は盛んであったようだ。 |
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(写真は 本尊 十一面観音菩薩立像) |
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長谷寺に伝わる寺宝の多くは宗宝蔵に保存・展示されている。 館内には長谷寺の由来を伝える国宝の銅版法華説相図をはじめ銅造十一面観音菩薩立像(重要文化財・鎌倉時代)、地蔵菩薩像(重要文化財・平安時代)、不動明王坐像(重要文化財・平安時代)などがあり、春と秋に時期を限って一般の見学にもこたえている。 |
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(写真は 不動明王坐像) |
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長谷詣でのお土産は吉野葛や三輪そうめんなどがあるが、やはり草もちを忘れてはいけない。 門前には草もちを商う店が六軒あり、すべて店で手作りしている。かつては編み笠餅といい、茶店で食べさせていたものという。あんこをよもぎを入れた草色の餅で包んだいたって素朴なお菓子ながら、店ごとに工夫を凝らしているそうだ。 |
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(写真は 草もち) |
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長谷寺より初瀬川をさかのぼること約5キロ、滝倉(たきのくら)の集落がある。戸数わずか十数戸のこの里に、長谷寺の奥の院ともいわれる瀧蔵神社がある。 |
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(写真は 瀧蔵神社) |
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