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月〜金曜日 18時54分〜19時00分 |
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比叡山延暦寺 |
延暦寺と言う伽藍はない。延暦寺とは比叡山の山内にある約150ほどの堂塔の総称であり、比叡山そのものが延暦寺を表す。比叡山の自然、諸堂塔、修行する人、訪れる人たちすべてが、仏教教団である僧伽(そうぎゃ)を形成すると言われている。今回はこうした日本仏教の聖地のひとつである比叡山延暦寺を訪れた。 |
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根本中堂は左右に延長約90mの回廊があり、回廊のくぐり戸から中に入ると天台様式の大建築がそびえている。堂内は外陣、中陣、内陣に分かれ、内陣は中陣より3m低く、石畳の床は夏でも冷気が漂っている。 |
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(写真は 根本中堂) |
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戒壇院は天台宗の僧になる者が大乗戒を受ける重要なお堂。伝教大師・最澄は「人は皆、仏性を心中に持つ菩薩である」との信念から、菩薩であることを自覚させる大乗戒を授ける天台宗独自の戒壇の設立に力を注いでいた。当時、国家公認の僧になるための受戒を行っていた奈良・東大寺は、天台宗独自の戒壇設立を認めなかった。最澄の生前にはこの悲願が達せられず、死後7日後に戒壇院建立の勅許が下りた。 |
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(写真は 戒壇院) |
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大師は比叡山に天台宗の僧になるための大乗戒を授ける戒壇院を設立するため、嵯峨天皇に「三家学生式(さんげがくしょうしき)」を上奏した。その中で「国宝とは何物ぞ。径寸十枚(金銀財宝)これ国宝にあらず。一隅を照らす、これ則ち国宝なり」と強調している。今いる場所、立場で努力して自分を輝かせる人こそ国宝的人材であり、その放つ光が周りを照らし、やがては世界を照らすと言ったのである。 |
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(写真は 阿弥陀如来坐像(国宝殿)) |
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常行堂は南無阿弥陀仏の念仏を唱えながら常行三昧の修行をする道場、法華堂は座禅を組んで常座三昧の修行をする道場である。 |
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(写真は 法華堂) |
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恵心堂は「往生要集」を著し、ひたすら念仏往生を説いて浄土宗の素地を作った、恵心僧都・源信ゆかりの堂で「念仏発祥の地」との石碑が立っている。源信は権力者ばかりでなく、女性も貧者も誰もが念仏を唱えることによって仏になれると、民衆の間に天台の教えを浸透させた。 |
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(写真は 「往生要集」) |
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