|
月〜金曜日 18時54分〜19時00分 |
|
大津市 |
琵琶湖は近江国・滋賀県の母なる湖である。同時に京阪神の水がめであり、この琵琶湖なければ今日の京阪神の繁栄はなかった。だが、この琵琶湖はどんどん破壊されている。これ以上、破壊が進むとかつての琵琶湖は再生されない。琵琶湖は今、悲鳴をあげている。それでも琵琶湖はけなげに美しい姿を私たちに見せてくれている。そんな琵琶湖の美しさを再認識する探訪を大津市の湖西で試みた。 |
|
|
||||
|
||||
|
||||
竜宮造の山門を入ると本堂、観音堂と茶室があり、観音堂には官能的な本尊・聖観世音菩薩像(国・重文=平安時代)が安置されている。茶室・玉鈎亭(ぎょくこうてい)は、室戸台風で倒れた浮御堂の古材を使って建てられた。台風で倒れるまでの浮御堂は、桜町天皇から京都御所の能舞台を下賜されて建立されたものだった。 |
||||
(写真は 千体仏) |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|
||||
淡水魚の宝庫と言われる琵琶湖の幸が味わえるのが料理旅館「しづか楼」。冬の名物料理は「諸子(もろこ)会席」で、川エビ、コイの皮包み、ウナギの肝などの前菜に始まり、コイのたたき、メインの焼きモロコ、フナの姿煮、カジカの唐揚げ、最後にシジミ御飯となる。このモロコは琵琶湖固有種のホンモロコ。12月から4月にかけての寒モロコは、琵琶湖の深い湖底にいるので骨が柔らかく、脂が乗って最高の美味。 |
||||
(写真は 天然うなぎ鍋) |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|
||||
小林一茶もこの茶室を2度訪ねており「から崎に 我もかすみの 一つかな」「湖(うみ)よ松 それから寿々(すす)み 始むべき」と、その時の印象を詠んでいる。 |
||||
(写真は 室町時代後期の堅田 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|
||||
唐崎神社は天皇の災いを祓う七瀬の祓い所として定められた霊場であり、朝廷の夏越(なごし)の祓いをはじめ、国家の大事に当たってお祓いを行う所だった。また婦人の病に霊験があるとされて女人の信仰が厚く、毎年7月28、29日の夏越の祓いが行われるみたらし祭は、大勢の女性参詣者でにぎわう。 |
||||
(写真は かぎや庄兵衛(寺田物産)) |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|
||||
今の琵琶湖はどこへ行ってもコンクリートが目につき、美しい野性味を失ってしまっている。内湖の多くは干拓され、デルタ地帯は区画整理で直線化された。湖水は工業排水、農業排水、生活排水で富栄養化して赤潮が発生する。、琵琶湖に流れ込む川にはコンクリートの護岸、ダム、堰堤、水辺にはプラスチックのごみが目につく。琵琶湖の水質を守り続けたヨシの群落は減少の一途……とブライアンさんは言う。 |
||||
(写真は 「以前の伊吹町」) |
||||
|
||||
|
◆歴史街道とは
|
歴史街道計画では、これらのルートを舞台に
|
◆歴史街道倶楽部のご紹介 歴史街道推進協議会
|