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月〜金曜日 18時54分〜19時00分 |
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草津市、守山市 |
琵琶湖の南東湖畔に位置する草津市は東海道、中山道、守山市は中山道の宿場町として発展してきた。近代交通が発達した今日では宿場町としての機能はなくなったが、草津市は東海道でも指折りの宿場町だっただけに、今もその風情が色濃く残っている。こうした古今の風情を合わせ持つ両市を探訪した。 |
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草津宿本陣には関札や大福帳など貴重な資料が展示されている。その中でも宿帳にあたる大福帳は、元禄5年(1692)から明治7年(1874)までの182年間にわたる計182冊が残っており、当時の草津宿の様子を知る貴重な資料である。 |
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(写真は 上段の間) |
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江戸時代の全国の街道筋にはいろいろな名物や名産品があった。多くの旅人が行き交った草津の東海道と矢橋道の分岐点では草津名物「姥(うば)が餅」が売られていた。静岡の安倍川餅と並んで東海道の名物で、松尾芭蕉も「千代の春 契(ちぎ)る尉(じょう)と 姥が餅」と詠み、歌川広重の東海道五十三次や近江名所図会の絵にも姥が餅を売る店のにぎわいぶりが描かれている。 |
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(写真は うばがもち) |
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「草津宿街道交流館」の貴重な所蔵品と言えるのが「中神コレクション」。草津市在住の医師で郷土史家、浮世絵収集家でもあった故中神良太氏が、数十年にわって収集した草津を中心とした近江関係の浮世絵、絵画、墨蹟、陶磁器などが、遺族の厚意で平成6年(1994)に草津市に寄贈された。 |
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(写真は 「木曽海道六拾九次之内 草津追分」(歌川広重 画 草津市 蔵 中神コレクション)) |
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「淡水の生き物たち」のコーナーでは、琵琶湖の魚たちや水鳥たちの生態をさまざまな角度から紹介しており、淡水に生息する魚など約200種、2万匹が集められている。竹生島周辺の湖中を再現したトンネル水槽は、左右と天井を琵琶湖の魚が泳いでおり、水中にいるのと同じ感覚で魚の生態が観察できる。環境の変化や外来種のブラックバスなどで、琵琶湖固有種のビワコオオナマズ、ニゴロブナ、イサザなどがめっきり減ってきた。 |
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(写真は 丸子船) |
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佐藤忠良館は「ブロンズの詩」と名づけられ、美術館が所蔵している佐藤氏の初期の作品から現在に至る100余点の中から40点ほどを常時展示している。佐藤氏は終戦後のシベリアでの抑留体験から、日常生活の中でほんの一瞬だけ垣間見る「人間の美」を追求したきた。その作風は初期からは徐々に変貌しているが、根底に流れる熱いヒューマニズムは近作にいたるまで変わらない。 |
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(写真は コーヒーショップSAM) |
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