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月〜金曜日 18時54分〜19時00分 |
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大阪市・上方落語の舞台を歩く |
大阪天満宮境内に上方落語の寄席が80年ぶりに復活して、予想を上回る入場者で上方落語の静かなブームとなっている。古典落語から創作落語までその幅は広く、憎めない噺の内容など、落語の面白さを再認識し人たちを引きつけているのかもしれない。大阪市内にも落語の舞台となった所が多く、今回はその一部を訪ねてみた。 |
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境内で芸をする芸人たちの中でも、米沢彦八と言う芸人が歌舞伎や能役者の物まねや軽口噺を披露して人気を集めた。京都で露の五郎兵衛が始めた上方落語を、大坂で彦八が広めて「彦八ばなし」と呼ばれるようになり、彼の話芸が上方落語の原型とされ、国魂神社境内には上方落語の祖として記念碑が建立されている。 |
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(写真は 米澤彦八の碑) |
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大鳥居のすぐ東にある西大門は極楽に通じる門として戦後、極楽門と名づけられた。門の柱に転法輪(てんぽうりん)と言う手で回すコマのようなものが4個ついている。仏さまへのあいさつがわりにこのコマを回す。 |
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(写真は 太子殿 猫の門) |
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ほかに高津宮を舞台にした落語に若旦那の恋患いの「崇徳院」、奇想天外な恋物語の「いもりの黒焼き」、キツネが人に化かされた「高倉狐」などが有名である。高津宮境内に5代目桂文枝の記念碑が建立されていたり、参集殿の「高津の富亭」ではしばしば落語会が催されており、落語ファンにはうれしい神社だ。 |
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(写真は 高津の富亭) |
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夏場の夕涼みの季節には難波橋のたもと付近には、夕涼み客目当ての茶店などが出て、氷水、甘酒、ぜんざい、しるこ、洋酒などを売っていた。当時は夏場でも甘酒が名物だったようだ。 |
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(写真は 阿み彦) |
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学問の神様として知られる天満宮には、受験シーズンになると合格祈願の受験生や父母らの参拝が後を絶たず、合格への願いが書き込まれた絵馬が所狭しと掲げられている。境内の星合茶寮に「すべらんうどん」がある。うどんにスリットが入っていて箸やフォークを使っても滑らずに食べられることから、受験生が縁起を担いで滑り止めに食べて行く。 |
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(写真は すべらんうどん(星合茶寮)) |
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