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月〜金曜日 18時54分〜19時00分 |
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神戸市 |
国際都市・神戸市は幕末に神戸港が開港されてから多くの外国人が居住するようになった。町並みも国際色豊かになり、旧居留地や異人館街などにはエキゾチックな雰囲気が残っている。市内には日本古来の社寺も多いが、外国人が心のよりどころにする教会や寺院も目立つ。今回は神戸市内の異色の社寺を訪ねた。 |
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慶応3年(1867)の開港と共に多くの華僑の人たちが神戸に進出してきた。華僑の人たちの心のよりどころとなっている関帝廟の本堂には、主神の関帝像のほかに聖観世音菩薩像、媽祖(まそ)とも呼ばれる女神・天后聖母像が祀られている。本堂屋根には宝玉をつかんでにらみ合っている青龍が飾られ、赤い角が突き出た山門、登龍門とも言われている中門など、境内には中国情緒があふれている。 |
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(写真は 聖観音像) |
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20世紀初めの第一次世界大戦後、多くのイスラム教徒の貿易商人が神戸へやったきた。みんなが一緒に礼拝できるモスクを作りたいと、建設委員会を組織して建設費の寄付金を募ると同時に、日本政府に対してモスク建設の許可を願い出た。国からの許可がおり、インド人建築家の設計で建設が始まり昭和10年に完成、多くの国のイスラム教徒が集まって完成を祝った。 |
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(写真は 「アッラーの他にはいかなる神なし。 |
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本堂は旧来の寺院の本堂とは異なり、ホールと言った方が似つかわしい雰囲気で、内陣の須弥壇は金箔押極彩色でまばゆいばかりである。勤行などを務める僧侶らの席も椅子席となっているほか、独特の様式を取り入れた仏具などが多い本堂となっている。ほかに書院やホール、総会所、会議室などを備えており、広く門信徒らに利用されている。 |
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(写真は 本堂) |
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震災で大きな被害を受けた中山手、下山手、灘の3教会は、平成11年(1999)ひとつに統合されてカトリック神戸中央教会が誕生し、震災から立ち直った。 |
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(写真は 祭壇) |
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第2次世界大戦の神戸空襲で焼失した社殿は昭和34年(1959)に再建されたが、平成7年(1995)の阪神淡路大震災で、本殿前の拝殿や鳥居などが完全に倒壊するなどの大きな被害を受けた。社殿の復旧工事は急ピッチで進められ、今は朱色も鮮やかな拝殿が再建され参拝客を迎えている。 |
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(写真は 拝殿) |
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