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月〜金曜日 18時54分〜19時00分 |
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福井・越前町、南越前町 |
冬の越前海岸は冷たい季節風によって打ち寄せる荒波が、奇岩、奇石の岩礁に砕ける独特の風景を描き出す。この荒々しい海とは対照的に海岸沿いの斜面には可憐な水仙の花が咲き競っており、荒海を見た観光客の心をホッとさせる。また冬の味覚の王者・越前ガニのシーズンでもある。清楚な水仙の花を愛で、カニづくしの料理に舌鼓を打てるのが冬の越前海岸。今回はこうした願いをかなえてくれる越前町と南越前町の越前海岸を訪れた。 |
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越前岬水仙ランドからは眼下に越前岬や越前岬灯台、日本海が展望できる。水仙ランド内の「水仙の館」は、水仙のことなら何でもわかる水仙博物館で、パネルをなどで水仙の種類などを詳しく説明している。ほかにランド内に越前町自然文学資料館があり、越前海岸の絶景や越前水仙を題材にした文学作品を展示している。 |
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(写真は 梨子ヶ平) |
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主屋背後の山の中腹には昭和10年(1935)に建てられたスペイン風の鉄筋コンクリート造2階建の西洋館と庭園がある。内部は和洋折衷で1階は暖炉のあるホールや寝室が中心。2階はスイス・シャレー風の和洋折衷の和室で、2階への階段はバロック様式で、踊り場のステンドグラスには右近家の船の旗印が描かれている。 |
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(写真は 航海用具) |
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還元炎処理をする越前瓦は、福井県と新潟県で生産されている。新潟県も福井県と同じように寒冷地の雪国だったので、古い歴史を誇る越前瓦の製法が越後にも伝わったのであろう。 |
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(写真は 武藤窯業) |
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天正10年(1582)本能寺であえない最期を遂げた信長の霊は、劔神社境内の摂社・小松建勲神社に祀られている。劔神社に伝わる梵鐘(国宝)は奈良時代の光仁天皇の奉納と伝えられ、この鐘によって土地の人びとが何度も火災からまぬがれたので「火伏せ鐘」とも呼ばれている。梵鐘には神護景雲4年(770)と記された梵鐘銘があり、本地垂迹説による神宮寺・劔御子寺(つるぎみこでら)が境内にあったとされている。 |
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(写真は 越前国二の宮 劔神社) |
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越前ガニが水揚げされる越前海岸沿いには温泉旅館や民宿が点在し、冬はカニ料理を売り物に観光客の誘致を図っている。その中の1軒の越前くりや温泉の「あらき」では、日本海の海を眺めながらの露天風呂で旅の疲れを癒した後に、カニづくしの料理が待っている。ズワイガニ1匹、セイゴガニ1匹のほかにカニ刺、焼きガニ、カニすき、さらに新鮮な魚介類の舟盛などが食卓いっぱいに並び、越前ガニの本場ならではの味が堪能できる。 |
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(写真は 越前厨温泉 あらき) |
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