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月〜金曜日 18時54分〜19時00分 |
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和歌山・みなべ町 |
日本一の梅林・南部梅林は、多くの観梅客を楽しませてシーズンを終え閉園して、本来の梅の生産作業に戻った。これから実をつけ、初夏には収穫、梅干に加工される。観梅と全国ブランド・南高梅の梅干で知られるみなべ町で、梅にまつわるエピソードや熊野古道沿いの史跡などを探索した。 |
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その後、梅栽培と品種改良に情熱を燃やす人たちが現れた。晩稲の六太夫と言う人が改良した「六太夫梅」や内本徳松が見つけて繁殖させて「内本梅」などがある。明治34年(1901)内中源蔵と言う人物が、荒れた山を開墾して4haの梅林を作り、内本梅の優良品種を植えて本格的な梅栽培を始めた。 |
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(写真は 南高梅) |
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こんな梅を歴史、人物、科学、文学、雑学などさまざまな視点からとらえ、梅のことなら何でもわかるのが「みなべ町立うめ振興館」。観梅のシーズンでなくても「ひと目100万、香り10里」が実感できる南部梅林を再現している大パノラマが入館者を迎えてくれる。現存する日本最古の梅干と言われる江戸時代末期の薬草漬け梅干しから平成4年(1992)までの梅干しの実物展示もされている。 |
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(写真は 梅御膳(鶴の湯温泉)) |
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梅料理の基本は梅干で作った「梅びしお」と呼ぶ調味料と梅マヨネーズ。梅びしおは梅干をつぶして裏ごしして、弱火で煮ながら砂糖とみりんを入れて作る。梅マヨネーズは梅びしおとマヨネーズを1対1で混ぜて作る。梅びしおを使った豆腐の梅あんかけ、レンコンの梅肉あえ、梅寿司、梅手巻き寿司、イワシの梅揚げなど、料理は多彩。梅マヨネーズを使えば梅サンドイッチ、梅ポテトサラダなど料理の幅はどんどん広がる。ほかに梅酒ケーキ、梅入り水ようかんなども考案されている。 |
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(写真は 梅手巻き寿司) |
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文武天皇や有間皇子が歌に詠んだ千里の浜は、熊野古道の岩代王子から千里王子の間に続く約2kmの白砂青松の海岸。伊勢物語や枕草子、大鏡、新古今和歌集にも登場し、アカウミガメの産卵地としても知られている。 |
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(写真は 千里の浜) |
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天正の兵火による焼失後、江戸時代中期に本堂などが復興されたが、明治維新の神仏分離令で本堂は商人に売却されて解体された。本尊などの仏像は末寺に移し難を逃れ、本堂は明治25年(1892)に再建された。 |
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(写真は 本尊 阿弥陀如来(安養寺)) |
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