2015年10月24日(土) 夕方4時55分〜5時25分
今年の春、平成の大修理を終えた世界遺産・姫路城。さらに白さと輝きを増したこの名城には、その昔ひとりのヒロインが住んでいました。
彼女の名前は千姫。織田信長と徳川家康の血を引き、7歳で豊臣家に政略結婚させられますが、大坂夏の陣(1615年)で夫・豊臣秀頼は自害。その後、新たに結ばれた夫・本多忠刻とようやく幸せをつかんだ千姫が夢のような時間を過ごしたのが姫路の地でした。
しかし、それも長くは続きません。千姫は何を想い、何を感じた姫路での10年だったのか?古刹・書写山圓教寺とのつながりは?
あなたの知らない姫路城を千姫の想いとともに探ります。
案内・語り : 道上洋三
旅人 : 柴田博 乾麻梨子 (いずれもABCアナウンサー)
5年半に及ぶ大修理で大天守の瓦を全面的に葺き直し、目地の漆喰を補修しました。
別名「白鷺城」にふさわしい“白さ”を
目にできるのは、今!
播州平野が一望できる天守閣。
晴れた日には四国まで見渡せます。
その大天守で今回の修理でも
また新たな発見がありました。
まだまだ謎が隠れています。
新たな姫路城名物が手漕ぎ和船でのお堀めぐり。
時代ごとに異なる石垣の歴史などを学びながら、
これまでとは違った目線で城を愛でることができます。
千姫の侍女たちが住んでいた
「長局」は長さが約300メートルもあります。
実は千姫、毎日欠かさず
ここを訪れていました。
その理由とは?
千姫が休息所として利用したといわれています。
長局からは見えない天守閣が
唯一ここからはきれいに眺められます。
姫路藩主の婚礼を祝って作られた
藩の御用菓子「玉椿」をいただきました。
元禄年間創業の老舗の銘菓です。
平安時代に開かれ、“西の比叡山”とも称される
天台宗の名刹。
緑豊かな山道を抜けると、岩山の中腹に
荘厳な
舞台造りの摩尼殿(まにでん)がそびえています。
ハリウッド映画「ラストサムライ」をはじめ
数多くの映画が撮られている圓教寺。
執事長の大樹玄承さんからは
撮影秘話もたくさんお聞きしました。
千姫が愛してやまなかった夫と息子が眠っています。
その当時は女人禁制だった
書寫山 圓教寺。
恐らく千姫が足を踏み入れることはなかったでしょう。
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