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宝条伊織 役/ 佐野晶哉
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- Q 地上波連続ドラマ初主演となります。まず今作のオファーを聞いた時の印象から教えてください
- 最初に聞いた時は、びっくりしました!メンバーと一緒にお昼ご飯を食べている時に「9月のスケジュールってどうなってますか?」とマネージャーさんに聞いたら、ふわっとした感じで「ドラマで主演やっているよ」と聞いて。メンバーも一緒になって喜んでくれたんですけど、もうちょっとはっきりと教えてもらいたかったかも(笑)。その時に食べていたエビフライとハンバーグは、僕にとっての縁起物のメニューになりました。
連続ドラマの主演というのは、これまで経験のないことなので緊張感はありますが、気負わずに頼れるところはみなさんに頼って頑張りたいと思っています。
- Q 『離婚後夜』というタイトルの印象は?
- タイトルだけを聞いた時は、ドロッとした重たいストーリーを想像して原作を読ませていただいたんですが、読めば読むほどピュアで、甘酸っぱい初恋の話で…ただただ一ファンとして作品にハマりました。タイトルを聞いた時と読み終わったときの印象がまったく違う素敵な作品です。ドラマでは、伊織の“一途な恋”にフォーカスが当たっているので、僕自身とても楽しみにしています。
- Q 演じる伊織役についてお聞かせください
- お金持ちの家庭に生まれて大切に育てられた部分と、彼が心に抱えていることが影響して相手によって感情をあまり表に出さない部分。そんな両面を微妙なバランスでもっている人物です。ドラマでは原作よりも伊織の内面が描かれていて、最初はすごく悩んでいたんです。本読みの時に、監督さんから細かな設定を聞いていたら“子犬感”というワードがあって、クールな面と甘える部分のバランスが少しつかめた気がしました。シーンや相手によって表情の変化のつけ方がすごく大事だと思うので、そのあたりはしっかり準備して役に臨みたいです。
ただ、自分の人生の中で“絶対に言うことないやろうなあ”っていう甘いセリフがたくさん出てくるんです。そんな甘さを、どれだけリアルに伝えることができるかは勝負だなと思っています。
- Q 今、佐野さんにとってお芝居の魅力とは
- 小さいころから舞台に出ていて、お芝居は大好きなんですが、実は映像のお芝居に対する苦手意識がずっとあったんです。舞台ばかりやっていたので“きっとドラマや映画は難しいだろうなあ”って。そんな中でドラマの楽しさを感じられたのが、ABCテレビの『ジモトに帰れないワケあり男子の14の事情』と『年下彼氏』でした。特に最近は、“お芝居って楽しいよ”といろんな俳優さんから熱く語っていただける機会も多くて、芝居に対する熱量がすごく高い状態なんです。今、この現場で連続ドラマ初主演作に挑めるのは、凄く幸せなことだと感じています。
- Q 主題歌についてお聞かせください!
- 今までAぇ! groupになかったラブバラードです。色のない日常が誰かを想う気持ちで温かく彩られるような、不器用ながら愛を伝える主人公の想いとリンクしています。5人の声でファンのみなさんはもちろん、多くの方にこの歌詞を届けられることが楽しみです。
- Q 最後に視聴者のみなさんへメッセージを!
- Aぇ! groupって、なかなかアイドルっぽいことをさせてもらう機会が少なくて(笑)、その中でも僕は“お笑い寄り”の人だと思っていたのですが、まさかこんなにも一途に恋に落ちる恋愛ストーリーに出られる日が来るなんて思いもしていなかったので、みなさんを裏切らないように、素敵な作品にできるように頑張ります!!
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金織香帆 役/ 久保田紗友
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- Q 『離婚後夜』というタイトルの印象からお聞かせください。
- 最初、少し大人の物語なのかなと身構えたのですが、原作を読ませていただいて、バツイチから始まるピュアな恋愛物語で安心しました(笑)。バツイチ26歳という設定、そしてお淑やかで柔らかい香帆のような役柄に初めて出会ったので、私を通した時にどのような人物に出来上がるのか私自身も未知で楽しみになりました。
- Q 原作の印象はいかがでしたか?
- 原作は面白くてあっという間に読み終えてしまいました。どんなに長い時間費やしていたとしても終わりは呆気なかったり、ひょんなことから世界が変わったり、きっと生きていたら誰もが経験することだと思います。どんな経験にも意味があって、必ず自分を成長させてくれる材料になっていく。この作品はラブストーリーという括りだけではなく、登場人物全員が経験を通して成長していく物語でもあると感じました。
- Q 演じる香帆についての印象は?
- 香帆は人の幸せの為なら自分を犠牲にできる慈愛の心を持っている女性で、その優しさ故に人に頼ったり悩みを人に打ち明けられず一人で全て抱え込んでしまい、生きづらさを感じている女性なんだろうな、と。ですが、自分の信念は大切に守り抜く強さを秘めている女性でもあるんだろうなと思いました。
- Q 演じる上で楽しみにされていることは?
- キャストやスタッフの皆さんは初めましての方たちばかりなので、皆さんとの化学反応でどのような香帆像になっていくのか楽しみです。読み合わせの段階で、佐藤快磨監督が「いつも以上に意識的に相手の目を見ながら芝居をして、その中で動くものを大切にしたい」と仰っていました。伊織くんといる時の香帆、真也といる時の香帆、相手が違えば当たり前に空気感も変わってくると思いますが、相手との距離感や瞳の奥の感情を繊細に掬って丁寧に香帆を演じられたらと思います。
- Q では、ドラマを楽しみにしているみなさんへメッセージを。
- 過去に捉われずに前に進んでいく香帆の姿や、純粋に人を愛する伊織くんの姿に心が救われたり、ピュアな気持ちを取り戻したり、そんなドラマになればいいなと思います。ぜひ楽しみにしていて下さい。
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金織真也 役/ 長谷川慎
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- Q 『離婚後夜』というタイトルの印象からお聞かせください。
- "離婚"という言葉が入っているので、見た時は少しネガティブな印象を受けましたが、"後夜"が後に続いているので離婚後どういう展開になる話なのか…と、とても気になりました。
- Q 原作の印象はいかがでしたか?
- 読み始めは僕が演じさせて頂く真也と、久保田紗友さん演じる香帆の関係がとても強く出ていて、少し複雑で緊張感のある作品だと思っていたのですが、離婚後に香帆が伊織と出会う事でどんどん香帆と作品自体が明るくなっていく…そんな印象を受けました。
- Q 演じる真也役についての印象は?
- "モラハラ夫"という役で、最初はそんな真也に対して怖い印象を持っていましたが、台本を読み進めていくと香帆への“愛”が垣間見られる瞬間が所々にあったりして。
実は人間味のある人なのでは、と今では感じています。
- Q 演じる上で楽しみにされていることは?
- これまで演じてきた役の中でも、今回の真也役は自分の引き出しにはまだなかった役なので、どう演じていけるか、どんな自分になれるかが楽しみです。
- Q では、ドラマを楽しみにしている視聴者のみなさんへメッセージを。
- 香帆に対してモラハラをしてしまい、とても冷たくて怖い部分が沢山あります。ですが、見えにくいかもしれませんが、そこには真也なりの考えや葛藤があり、しっかりと愛が隠れていてそんな真也がとても人間味があり魅力的に思えます。そして、離婚して大切な存在を失って、失った時に気付く"当たり前"がいかに幸せだったかにも気付かされます。シチュエーションは違うかもしれませんが、皆さんの中にもきっとそんな瞬間が今までもあったと思います。"当たり前"なんて事は一つもないと思い、今ある環境や周りの方々に感謝する気持ちを改めて感じて頂ける作品にもなっていると思います。ぜひ楽しんでご覧ください!
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佐藤快磨監督
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- Q 『離婚後夜』という作品タイトルの印象をお聞かせください。
- 初見では『離婚』という文字に後ろ向きな印象を持ちましたが、誰かにとっては人生の分岐点となる明るい夜なのかもしれないと、原作を読み終えて思い改めました。
- Q 原作(・脚本)をお読みになって、監督が作品の魅力、面白さを感じた点は?
- 誰かを好きになると、それまで自分らしさだと思っていたものが剥がれはじめて、自分らしさがわからなくなることがあると思います。後悔することもたくさんあったりして。それでも恋をすることに向き合い続け、そこに新たな自分らしさを発見していく姿がいくつも描かれている作品だと感じています。
- Q 離婚する香帆視点の原作とは違い、ドラマでは伊織の視点でストーリーが流れていきます。映像化するうえで、伊織(の初恋)と香帆(の葛藤)をどのように描いていこうとお考えになっていますか?
- 何よりも相手の気持ちを尊重しようとする伊織と香帆にとって、時に相手の心に立ち入らなければならない「恋愛」というものは、とても怖いものだと想像します。そんなふたりが互いの行動や言動に一喜一憂しながら恋心を育てていく姿を、初めての感情を覚えたときの一瞬の表情の変化を、丁寧に拾い集めていけたらと思っています。
- Q 離婚と初恋を通して、無償の愛の儚さと苦しさ、そして美しさが描かれている作品だとも感じました。監督が作品に感じたテーマがありましたら是非お聞かせください。
- 誰かと一緒に生きていくことと自分らしくあろうとすること、その矛盾したふたつを同時に叶える難しさがこの作品には描かれていると感じました。難しすぎるんだから失敗は当たり前で、いつか恋愛と自分らしさの良いバランスを見つけるまでの渦中ということで、離婚も苦い初恋も前向きに捉え直せるのかもしれないなと。
- Q 画作りをする上で、こだわりたいとお考えになっている点などありましたらお聞かせください。
- 登場人物たちの心情が想像できるような、見えないはずのものが可視化されるようなシーンを、キャスト、スタッフ全員で意見を擦り合わせながら作っていきたいです。
- Q 主演・佐野晶哉さんの印象(役とフィットする部分、佐野さんの魅力)についてお聞かせください。
- 主演・佐野さんは、クランクイン前に3度の読み合わせ、立ち稽古の時間を作ってくださり、とてもありがたかったです。佐野さんの柔らかなお人柄や、時折見せる真っ直ぐな眼差しは伊織にぴったりだと感じました。佐野さんにしか演じられない伊織を撮影を重ねる中で一緒に見つけていけたらと思います。
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川和田恵真監督
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今回、素敵なご縁をいただき、3話、6話、8話を監督させていただくこととなりました。原作を読み、伊織の純粋すぎるくらいのまっすぐさや、傷ついた香帆が揺れ動きながらも自己肯定感を獲得していく過程に心を打たれました。
伊織と香帆、少し不器用なところもあるふたりが、ピュアに関係を積み重ねていく時間や、互いを見つめるまなざしを繊細に捉えたいと思っています。
今時、珍しいくらいのピュアなドラマになると思います。視聴者のみなさまにもぜひ楽しみに放送をお待ちいただければと思います!
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多賀公英監督
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4話、5話、7話の監督をさせて頂きます。
僕自身、ドラマ作品の監督をするのは初めてで、3人の監督で全10話を撮るという共同監督作業も初めての中、始めはドキドキしながら参加させて頂きました。
原作を読ませていただいた時、それぞれのキャラクターの中に、人間の不器用さが描かれているなと思うと同時に、共感する部分もありました。
原作のキュンとするシーンや、ハラハラとする展開を佐藤監督と川和田監督と知恵を合わせ、素晴らしいキャスト、スタッフの方々と共に、観てくださる方が、伊織と香帆のとてつもなくピュアな恋の行方にドキドキしながら楽しんでいただけるドラマになるように頑張ります。