Story
ストーリー
第1話
パイロットだった亡き父に憧れ、念願の航空業界に就職した副操縦士の井上桃子(朝比奈彩)。在りし日の父を知る上司の機長・新開浩平(長谷川朝晴)の指導のもと、夢のキャプテンになるためにLCC・Peachで日々、研鑽を積んでいる。
学生時代から交際している桃子の彼氏・海野大介(犬飼貴丈)も、桃子の夢を応援。老舗和菓子店の跡継ぎで、一流の和菓子職人を目指し修業中の大介とは、夢を目標にお互いを支え合う仲だ。
ある日、桃子がフライト予定の便で乗客とのトラブルが発生。LCCのシステムを知らない客が、機内持ち込み荷物の制限について文句を言ってきたのだ。悪いことに相手は現役のプロレスラー。「責任者を呼べ!」という要求に応じ、桃子は対応を試みるが…。
トラブルは他の乗客も巻き込み、一触即発の状態に発展!?その一部始終を、離れたところから見ている一人の男性、香月徹也(白石隼也)。対応に追われる桃子は、その存在にまだ気づいていない…。
第2話
LCC・Peachに中途入社してきた副操縦士・香月徹也(白石隼也)は自らの歓迎会を無断で欠席。井上桃子(朝比奈彩)の徹也に対する不信感が増す。
また、クセのあるディスパッチャー・島崎翔一(猪野学)の態度にも疑問を呈した桃子は、機長の新開浩平(長谷川朝晴)に「パイロットが偉いわけじゃない」と逆にたしなめられてしまう…。
今度はその島崎と徹也が、ブリーフィングで衝突!徹也の意見に対して、島崎は一切取り合わない。
島崎の思惑がつかめないまま桃子たちは上空へ。ところが、離陸後に機内で急患が発生。関西空港へのエアターンバックを余儀なくされたPeach機だが、関西空港付近は悪天候に見舞われ…!
チェインストーリー
1.5話
「桃子のファーストフライト」
第1話から数年前…。
ジムでトレーニングをしている大介のもとに、仕事終わりの桃子がやってくる。その日、副操縦士として初フライトを終えた桃子はトレーニングしながら、大介にその思いを語る。
そんな桃子のために、大介はトレーニングウェアをプレゼント。しかし、その服は…。
第3話
井上桃子(朝比奈彩)の後輩でCAの浅野あかり(傳谷英里香)の姉、高橋みのり(小野真弓)とその娘、ひかり(落井実結子)5歳が、福岡の実家に帰省するため関西空港にやってくる。帰省の目的は母親の誕生日祝い。あかりが家族孝行のためにチケットを購入したのだという。ところが、「飛行機、乗らない!」と突然、駄々をこね始めたひかりが、みのりの元から逃走!桃子たちはひかりを追いかけ、空港内を駆け回ることに…。
聞けば、ひかりは飛行機が苦手なわけではないという。祖母に会うことも楽しみにしていたというひかりが、なぜ頑なに搭乗を拒否するのか…。香月徹也(白石隼也)はまったくの無関心だったが、桃子はその理由が気になって仕方がない。そんな中、搭乗手続きの開始後に、またもやひかりが姿を消してしまう!
チェインストーリー
2.5話
「飛行機と筋肉は一緒!?」
いつものジムでトレーニングをしている桃子(朝比奈彩)と大介(犬飼貴丈)。
どのトレーニングがどこの筋肉に効くのか、いまいち分からないという桃子に対して、飛行機の整備も「どこ直しているのかよくわからないけど、とりあえずやってるの?」と大介が反論。
そんなことはない!と桃子は、整備士や空港で働く人たちの仕事を大介に熱く説明していく。
第4話
Peachに辛口記事で知られる大手航空雑誌の取材が入る。掲載内容次第で「業界内での立ち位置が決まる!」と意気込む淀川CEO(小倉久寛)は、取材の対応になぜか香月徹也(白石隼也)を指名。しかし、徹也はフライトに集中したいとの理由から即答で社長命令を拒否。井上桃子(朝比奈彩)にその役を押し付ける。
記者の木暮(伊嵜充則)はとっつきにくく、悪戦苦闘する桃子。その木暮と徹也とは、実は面識があるらしく…。
木暮の言葉の断片から、徹也の過去が気になり出した桃子は、ネット検索をかける。すると、徹也が以前の職場で事件を起こしていたことが判明する!!
そんな中、徹也が体調不良で倒れてしまう。医務室に運び込まれてもなお、仲間を信用せず自ら引き継ぎを行おうとする徹也に、いらだちを感じた桃子は、つい事件のことを口にしてしまい…。
チェインストーリー
3.5話
「パイロットになりたい!」
CAの浅野あかりの姪、ひかりが描いてくれた絵を見ている桃子(朝比奈彩)と彼氏の大介(犬飼貴丈)。
「誰かの夢になれるって幸せなことだよね」という大介の一言から、桃子はパイロットだった父との会話を思い出す。
第5話
井上桃子(朝比奈彩)はパイロットの恩師、谷崎(中本賢)とのフライトで、ランディングの操縦を任される。谷崎は飛行距離日本一を誇る現役のグレート・キャプテン。成長を褒められた桃子は、天にも昇る気分だ。
そんな中、パイロットにとって免許の更新とも言える「定期技能審査」の日が近づく。同時に行われる身体検査とともに、合格しなければ飛行機の操縦が許されないという大事な審査なのだが、桃子はなんと、直前になるまで審査の期日を失念!「パイロットが減って、困るのは俺だ」という香月徹也(白石隼也)の助けを借りながら、集中的に勉強に取り組む。
数日後。緊張気味に審査を受ける桃子に、予想外の結果が告げられ…!?
一方、桃子の恋人、海野大介(犬飼貴丈)にも、和菓子職人として大きな転機が訪れようとしていた…。
チェインストーリー
4.5話
「優しさはインナーマッスル」
いつものジムでトレーニングをしている桃子(朝比奈彩)と大介(犬飼貴丈)。
Peachを取材した雑誌「スカイワイヤー」を読みながら、香月徹也(白石隼也)が前の会社で起こした事件について話し始める。
徹也のことを誤解していた桃子は「今思えばもっと早く気づけたのかも」と、徹也が隠していた優しいエピソードを大介に語る。
第6話
井上桃子(朝比奈彩)は和菓子職人を目指す恋人の海野大介(犬飼貴丈)とともに、大介の実家を初めて訪れる。江戸時代から続く老舗和菓子店の趣に圧倒される桃子だが、大介の姉・松美(渡辺舞)にいつもの笑顔で挨拶。機長になる夢への思いも熱く語る。父親で店主の貴介(渡辺裕之)には会えなかったが、桃子は共に夢を追い支え合う大介との「結婚」を意識し始める。
また、Peachの社内ではライバルの香月徹也(白石隼也)を差し置き、桃子の飛行技術や操縦士としての素質が評価され始め、桃子はまさに絶好調の勢いだ。
そんな中、松美が突然、職場に桃子を訪ねてくる。桃子は予想外の言葉を松美から告げられ…。
その晩、桃子は大介に手作りの夕飯をふるまう予定でいたが、大介は姿を見せなかった…。
チェインストーリー
5.5話
「決意のバーベル」
桃子(朝比奈彩)に「実家に来てほしい」と告げる前日、大介(犬飼貴丈)はいつものジムで葛藤していた。
桃子は実家についてきてくれるのか?そもそも結婚なんて考えていないのでは?
そこで、自己記録を上回る95㎏のバーベルに挑戦!「持ち上げられれば全部うまくいく!」と言い聞かせ、大介はバーベルを持ち上げる!?
第7話
機長になる夢か、それとも海野大介(犬飼貴丈)との結婚か…井上桃子(朝比奈彩)が悩みに悩んで下した決断は、すぐにPeachのCA、浅野あかり(傳谷英里香)と山村一郎(ko-dai)の知るところとなる。そんな中、香月徹也(白石隼也)がめでたく機長に昇格。Peach史上最年少機長の記録を塗り替えた徹也に、桃子は祝福とともに熱い視線を送る。その様子を見ていた一郎は、桃子は徹也に気があると勘違い。あかりと束になって、徹也に桃子の気持ちに応えるよう迫る!
最初はまったく意に介さない徹也だったが、桃子から指導を請われ一緒に過ごすうち、気持ちに変化が現れ始め…。
そして迎える徹也の機長初フライト。かつての約束通りコーパイは桃子が務める。桃子を意識するあまりすべてがぎこちない徹也は、ついにコックピットという密室で桃子と二人きりに!
そんな中、大介の父・貴介(渡辺裕之)が病気で入院し、大介に和菓子店を継がせる。大介を支え店を手伝うことができる結婚相手にと、姉の松美(渡辺舞)が、西村優子(清水綾乃)とのお見合いの場を設け…。
チェインストーリー
6.5話
「消せない写真」
【ネタバレ注意!第6話を見てからご覧いただくことをオススメします!】
結婚か、夢か…人生の選択を迫られた桃子(朝比奈彩)と大介(犬飼貴丈)は、別れることを選んだ。
そして、大介はいつもジムで、携帯電話に残っている桃子との写真を消そうとするが、一枚の写真に目が留まる。
それは、誰かが指切りをしている手だけが写った写真。その写真を撮ったときのことを思い出し…。
第8話
副操縦士の井上桃子(朝比奈彩)は、機長の香月徹也(白石隼也)とともに台湾行きの国際線に乗り込む。いまやすっかりPeachの一員となった徹也は、台湾到着後、桃子の食事の誘いを断ることもなく、二人は台北の街へと繰り出す。
そこで二人は一人の少年に遭遇。ヒーローのお面を着け桃子たちを悪者に見立てる少年に、桃子のみならず徹也もアクションショーさながらの演技で応戦。徹也の変わりように思わず桃子の笑顔がほころぶ。その少年が忘れていったお面を届けようと、急いで少年の後を追う桃子。その時、工事中のビルから鉄パイプが落ちてくる…!
一方、海野大介(犬飼貴丈)とお見合いをした西村優子(清水綾乃)は大介に想いを寄せ、告白するが大介はまだなにか煮えきらない…。
チェインストーリー
7.5話
「謝れ!」
一郎(ko-dai)とあかり(傳谷英里香)にそそのかされ、桃子(朝比奈彩)と変な空気になってしまった徹也(白石隼也)。
フライト後、オフィスで一郎とあかりに「謝れ!」と詰め寄るも、のらりくらりと話をかわされ、結局はあかりの失恋話になってしまい…。
第9話
井上桃子(朝比奈彩)は、海野大介(犬飼貴丈)の婚約者、西村優子(清水綾乃)の訪問を受けた後、大介の店へと足を運ぶ。久しぶりに食べる大介が作る和菓子は以前よりどれも美味しく、桃子は大介の覚悟を実感。一方の大介は、桃子の顔に悩みの色を見て取る。香月徹也(白石隼也)に対する桃子の責任の取り方を、「らしくない」と感じた大介は、店を去る桃子にある言葉を投げかける。その言葉が桃子の脳裏に深く焼きつく…。
翌日、桃子はある決意を胸に、乗客としてPeach便を利用し、東京の実家で療養中の徹也を訪ねて行く。
同便には高校生の団体客が搭乗。飛行機初体験の生徒もおり、途中、機体が大きく揺れたのをきっかけに生徒たちはパニックを起こしてしまう!混乱を鎮めようと思わず立ち上がる桃子。が、自分のお節介が徹也の事故を招いたことを思い出してしまい…。
チェインストーリー
8.5話
「台湾の笑顔」
台北の街で桃子(朝比奈彩)は、スマホで自撮り動画を撮り始める。
横にいた徹也(白石隼也)にもカメラを向け、なぜパイロットになったのか?インタビューをするが、なかなか答えようとしない。
それでも、しつこく徹也に質問をしていくと、パイロットを目指した意外な理由が明らかになり…。
最終回
香月徹也(白石隼也)と会った井上桃子(朝比奈彩)は、新たな決意を徹也に伝える。しかし、徹也の態度は素っ気なく、今後についても何一つ語ることはなかった。
数日後、PeachはSky Road Airとの統合記念フライトを発表。新開浩平(長谷川朝晴)と桃子がそのフライトを任される。
フライト当日は台風による荒天で、他社便は次々と欠航に。だが、Peachは地上スタッフと機上スタッフが一丸となってフライトプランを模索。離陸の決断を下す。
着陸の模様はテレビでも中継。海野大介(犬飼貴丈)は西村優子(清水綾乃)とともに画面を見つめている。しかし、強風の中での滑走路進入は困難を極める。そんな中、新開の体調に異変が発生。急きょ桃子が操縦することに!怖気付く桃子は着陸を諦め引き返そうとするが、その時、インカムを通して意外な声が飛び込んでくる!?
チェインストーリー
9.5話
「頑張れ!桃子」
一郎(ko-dai(Sonar Pocket))とあかり(傳谷英里香)の2人が記者会見用のパネルを準備しながら、徹也(白石隼也)がPeachに来てからのことを思い出している。
「なんだかんだ言って、桃パイと徹パイはいいコンビ」とあかりが桃子(朝比奈彩)と徹也のことを話していると突然、一郎が「歌うわ!」と言い出し…。