登場人物
両儀式
両儀家の令嬢。生まれたときから自身の中に存在した織というもうひとりの人格と日々を過ごしていた。しかし高校一年生の冬、不慮の事故により
昏睡状態に。やがて、二年の時が流れたある日、突然に覚醒。
黒桐幹也
両儀式のかつての同級生で、現在は蒼崎橙子の工房「伽藍の堂」で働く青年。式に好意を抱いており、昏睡状態に陥った式を二年の間、毎週欠かさず見舞っていた。
蒼崎橙子
自身の工房「伽藍の堂」の新入社員である
黒崎幹也から両儀式について開き、興味を覚え、言語療法士として覚醒した式の病室を訪れる。自らを魔術師と名乗る女性。
黒桐鮮花
幹也の妹。幹也のことを1人の男性として想いを寄せている。式とは対照的な長髪、清楚なお嬢様風な顔立ち。その裏には芯の剛さを持ちあわせている。現在、橙子の下で、魔術の修行中。