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純須純 役 / 松本まりか
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「この作品は私の人生を賭けたものです」という、原作に記された萩原ケイク先生の言葉が、心から離れません。それほどの想いが宿った作品を託していただけたことに感謝し、今まで経験してきた感情や痛みや喜び、その全てを注いで演じたいと思います。
この作品は、劇的な何かがあるドラマではありません。
人が殺されたり、ドロドロの不倫をしたり…そういった派手な出来事は起きないのに、なぜかこの作品では、何気ない日常こそがドラマティックで。
撮影では、小さな幸せの発見の連続です。
他はすべて幸せなはずのに、“女としてだけ満たされていない女性”、純。
「愛があればセックスなんかいらない」とか、「夫婦はもっと超えたところにある」とか、言葉では理解していても、どうにもできないもどかしさ。
これまであまり描こうとしてこなかった、言語化できない微細な感情や、触れてはいけない“人の聖域”のようなものにスポットライトを当てたドラマです。
1シーン1シーン、驚くほど丁寧に、大切に撮影しています。
様々な想いを抱える皆さんに、そっと優しくお渡しできる作品になリますように。
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純須武頼 役 / 池内博之
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Q.本作への出演が決まったときの感想を教えてください。
お話をいただいた際に、原作にも目を通させていただきました。
それを踏まえて、僕は未婚なので、演じるのが非常に難しいだろうなと率直に思いました。2人が生活している中でのすれ違いや、子供に対する考え、仕事の事、本人が抱えている問題など、どう向き合うか。そのキャラクターがどう感じているのか。ひとつひとつ、心の動きも含めて丁寧に考えながら演じる必要があると思いました。 -
Q.視聴者の方へメッセージをお願いします!
30代の男女にも響く題材かと思います。是非この作品をご覧になりキュンとしたりムカムカっとしたりしてください。考えさせられる事もあるでしょう。
心に何か響いてくれたらいいなと思います。是非お楽しみに!
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足立沙織 役 / 酒井若菜
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Q.本作への出演が決まったときの感想を教えてください。
原作が好きだったので嬉しかったです。私は特に沙織に惹かれていたので、出演が決まり次第、勝手に髪を切りました。後から聞いたら、切らなくてもよかったみたいです。気持ちが先走りました。笑
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Q.視聴者の方へメッセージをお願いします!
このドラマの登場人物は、みんな何かを間違えています。至らない、とても。正義を押しつけたり、人と向き合えなかったり、過去にすがったり。正しさだけでは生きていけないことに気がついてるはずなのに。皆さんが頑張りすぎてしまった夜、今日もだめだったなぁと情けなくなってしまった夜、なにかを間違えてしまった夜、私たちの姿を見て、あなたたちもおんなじね、と呟いてもらえるドラマになれば嬉しいです。
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真山篤郎 役 / 藤原季節
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Q.原作、または台本を読んだ印象を教えてください。
原作を読んで、純という存在を知れて良かったと思いました。こうやって誰も知らないところで沢山の涙が流れているんだなと思い、胸が痛くなりました。脚本では、そういった登場人物の心情に寄り添いすぎないように、会話や人間関係を客観的に丁寧に描こうとしているところが素敵だと思いました。観た人によって自由に感想を抱ける作品なのかなと思います。
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Q.今回演じられる役どころについて教えてください。
真山はいつもマスクをつけていて、プライドが高く、周囲との壁が厚い。その真山が純という人に出逢って、真山自身知らなかった感情を知っていくのかなと思います。人が人を好きになるって素敵なことだけど、それ以上にとても苦しくて、悔しくて、かっこ悪くなってしまう。僕にも心当たりがあります。真山を演じながらその痛みを分け合えたらと思います。
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監督・広瀬奈々子
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まだクランクインしたばかりですが、キャストのみなさんと丁寧に物語を紡ぐことができ、とても幸せな毎日を送っています。
撮影中、松本まりかさんがふと「宝物を探すような作業」とおっしゃっていたことが印象に残っていて、それが私にとっても、作品にとっても、大きな原動力になっていると感じています。
三人の若手の脚本家たちと、何度も膝を突き合わせて練り上げたドラマ版「それでも愛を誓いますか?」は、最終話が完全オリジナルです。
松本さんを始めとするキャストが演じる愛のゆらぎを、どうぞお楽しみください。
その中にきっと、見る人にも通ずる「宝物」があると思います。