2019年11月4日(月・祝) 午前9:55~10:25放送!
いま最もホットな国・韓国。旅番組で、あるいはニュース番組で、この国の情報はあふれています。でも、それらのほとんどは首都・ソウルを紹介したもの。ふだん伝えられない「もう一つの韓国」の姿を訪ねて、タレント・大島麻衣が韓国東北部の江原道(カンウォンド)を訪ねました。豊かな自然と知られざる絶景、そして高級グルメ…お宝いっぱいの秋の江原道でさまざまな人と触れ合い、「芸能界きっての韓国通」が感じたこととは?
旅のお供は、ABC入社2年目のホープ、佐藤修平アナです。
韓国で最初に秋が訪れる山と言われる雪岳山(ソラクサン)。雄大な景色と四季折々の風景を訪ねて、たくさんの観光客が訪れる山です。この山深いところにある百潭寺(ペクタムサ)は、全斗煥元大統領が隠遁生活を送っていたことでも知られます。お寺の前を流れる川には、参拝者が願いを込めて河原の石を積んで作った石塔が、至るところに立っています。
韓国きってのマツタケの名産地として知られる襄陽(ヤンヤン)で「マツタケ祭り」が開かれていると聞き、潜入した2人。会場でマツタケ料理を楽しむだけじゃ物足りないと、マツタケ掘りに挑みました。厳しい山道を登ること数十分、そこはまさに「宝の山」だったのです!
ビーチリゾートとして人気の街・束草(ソクチョ)の片隅の小島にある「アバイ村」は、ドラマ「秋の童話」のロケ地にもなった観光スポット。しかしもともとは、朝鮮戦争の際に北の咸鏡道から逃げてきた人々が仮の住まいを置いた場所でした。ところが戦争の後、咸鏡道は北朝鮮の一部となり、村人たちは望郷の思いを抱きながら、この地で懸命に日々を生きることとなりました。そんなお話を聞きながら、名物料理をいただきました。
束草からさらに北へ向かうこと、約1時間。北朝鮮との軍事境界線も、もう目の前です。軍事境界線の南北2キロに広がるDMZ・非武装地帯は、大量の地雷が残されていることもあり、普段人々が立ち入ることができない場所。その手前に立つ「高城(コソン)統一展望台」は、一般人が訪れることができる最も北の地点です。訪れた2人の前に広がっていたのは、まさに「封印された絶景」でした…