阪神淡路大震災30年特別番組 あの時から今へ
~私が撮った1.17~

2025119日(日) 午後1:553:20放送!

イメージ写真
出演
佐野晶哉(Aぇ! group)
ナレーション
上野樹里
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番組概要

1995年1月17日 朝5時46分 阪神淡路大震災が発生。発生直後はどれほどの規模の地震なのか、どれほどの被害なのか誰も見当がつかず、被災地の人たちはただただ身の安全を確保するのが精いっぱいの状況だった。しばらくして次第に状況をつかむことができ始めると、その被害の大きさと、想像を絶する被害の大きさに震撼せざるを得なかった。
その未曽有の大災害から30年。阪神淡路大震災以降に生まれた人の数はおよそ3200万人となり、日本の人口の約4分の1になった。大震災のことを知らない世代も増える中で、当時まだ生まれていなかった佐野晶哉(Aぇ! group)がその目と耳を通してどうやって記憶の懸け橋になっていくべきなのかを探った。
ABCテレビには、視聴者から寄せられた当時の映像が残されている。その時間は併せて約10時間分。映像を撮影した視聴者は、今どこで何をしているのか。貴重な資料でもある映像を頼りに佐野はそれぞれの撮影者を訪ねた。

当時25歳だった藤原伸一さん(55)は、バスケットボールチームの選手だったが、ひざをけがして鐘紡記念病院(現:神戸百年記念病院)に入院していた。病院の様子を撮影するが、心情的に重傷者は撮影できなかった。藤原さんは被災後もバスケコーチとして教え子たちに震災を語り続けている。

当時21歳。神戸市灘区で三線教室をしている竹下育さん(51)。震災後、ぐちゃぐちゃになった家の中や九死に一生を得た弟の様子をビデオで撮影した。歌を通じて震災を風化させないよう活動を続けている。

このほかにも取材を重ねた佐野は番組で見聞きしたことを通し、何を感じ取り、どんな変化があったのか。「命の大切さ」「震災への備え」「人生の生き方」などについて、意識の移り変わりを語る。

【未公開映像を30年前に撮影した視聴者は今?】

スマートフォンはもとより、ビデオカメラですらそれほど普及していなかった時代、テレビカメラがたどり着けない、立ち入りがたい被災地を撮影している視聴者提供映像。それらの多くは放送されず、ABCテレビに保管され続けています。映像の長さはすべて合わせると約10時間。貴重な映像を撮影した視聴者は今どこで何をされているのか?映像の情報や残されている資料をもとに撮影者を訪ねて見えてきたのは、震災後の30年を生きてきた人の生活そのもの、人生でした。
2002年生まれの佐野の目線で「これからの人生をどう生きるか」「子供たちに震災の話をどう伝えていくか」を考えるとともに、関西在住の方にはもちろん、首都直下地震が間近に迫っていると言われている東京や全国においても視聴者の意識を高めて欲しいと願い、きっかけになればとの願いも込められています。