2022年12月26日(月) 午後11:15~深夜0:15放送!
小気味よく毒舌を畳みかける漫才ネタで“優勝”をつかみ取ったウエストランド。彼らの“笑い”を新時代が求めたのかもしれない。M-1王者誕生の瞬間と、そこに至るまでのコンビの“軌跡”に迫る。
そして惜しくも優勝を逃したファイナリストたちもまた、何を追い求めてきたのだろうか?累計数百台にもおよぶカメラが捉えた映像で彼らの真の姿を紡ぐ!
まだ何者でもなかった漫才師がたった一夜にして人生が激変し、一気にスターダムにのし上がる漫才頂上決戦「M-1グランプリ」。エントリー総数は、昨年から約1000組増と大幅に更新し、史上最多の7261組となった。その中からたった1組だけが掴める“M-1ドリーム”を目指し、4分間に芸人人生を懸け、心血を注ぎ込んできた漫才師たちの苦しみや悩み、そして歓喜…。この番組は、大会期間の半年間のみならず、長年M-1戦士たちを追い続けてきた膨大な量の密着カメラ映像で紡ぐドキュメンタリー作品である。
“漫才日本一”の称号と賞金1000万円をかけ、5カ月間にわたって繰り広げられてきた「M-1グランプリ2022」。昨年、最年長王者となる錦鯉が優勝した影響なのか…おじさんたちが起こした奇跡に呼応するかのように、M-1ドリームを掴むべく史上最多となる7261組がエントリーした。8月から始まった大会は、全国8地区で1回戦がスタート!母数が大幅に増えた分、予選は例年にないほどハイレベルな激戦となった。2回戦、3回戦、準々決勝、準決勝と勝ち進んだファイナリストたちは、まぎれもなく日本のトップ漫才師と言っていいだろう。
今大会の決勝戦は、初出場組が5組という大混戦必至の顔ぶれであった。史上最大の激戦を制し、第18代王者に輝いたのは、コンビ結成14年のウエストランド。昨今の主流となっている“傷つけない笑い”の真逆を突き進むような、毒舌を小気味よく織り交ぜた時事ネタが観客と審査員を大いに沸かせた。
そして、決勝を彩った漫才師はウエストランドだけではない。決勝戦初出場を成し遂げた、男性ブランコ、ヨネダ2000、カベポスター、キュウ、ダイヤモンド。決勝戦の舞台を経験したことのある漫才師は、さや香、ロングコートダディ、真空ジェシカ。そして3年連続ファイナリストであったオズワルドは敗者復活を果たし、決勝戦へと返り咲いた。10組の漫才師たちは何を思い、何を追い求めてきたのか?そして決勝の舞台で、どのような“4分間”で己を証明してみせたのだろうか?
舞台裏に密着したカメラの累計は数百台で、撮影時間も数百時間と非常に膨大だ。さらに歴代大会の膨大な密着ライブラリの中からも1カット1カット丁寧に取材映像を積み重ねた。この“ドキュメンタリー”は、これまでどんな逆境にも決して折れることなく、漫才師としての信念を貫き通してきたM-1戦士たちの真の物語だ。