2019年1月4日(金) 午前6:30~8:00放送!
この番組は、2018年9月1日(土)に放送された番組です。
関西にはそれぞれの専門分野で圧倒的な存在感を放つ“名医”と呼ばれる人たちが存在する。そんな関西の医療の最前線で活躍するナニワの名医たちに密着取材をする医療ドキュメント。
卓越した技術で難手術を成功させる心臓外科医、藤田知之医師は、大阪府吹田市にある国立循環器病研究センター病院に勤める心臓外科の中心的存在。圧倒的な手術件数を手がけるこの病院には、関西だけでなく、全国から患者がやって来る。最近は高齢者だけでなく、若い人が多いのも特徴だ。藤田医師を頼って入院した30代の男性は、検査の結果、僧帽弁閉鎖不全症と診断されたという。心臓の肥大化によって死に至る危険もある男性に、藤田医師は優れた機能を持つ手術支援ロボット「ダビンチ」で心臓手術に臨む。より繊細な手術ができるロボット手術とは!?さらに、12年間、心臓病に苦しみ、自分の納得できる手術を求めて藤田医師にたどり着いた女性。彼女が望むのは困難を伴う手術だった。経験に磨かれた優れた技術で託された命を救う藤田医師の挑戦に密着する。
関節手術で多くの高齢者を救う整形外科医、岩城啓好医師。院長を務める中之島いわき病院は、関節の痛みなどに苦しむ人々の駆け込み寺だ。特に、膝の関節に痛みを抱える高齢者は後を絶たず、岩城医師はいまや関西でトップ5の手術実績を持つ関節手術のエキスパート。そんな評判を聞きつけて、70代の女性がやって来た。膝の軟骨がすり減り、骨と骨のすき間がほとんどなくなっている。岩城医師が勧めたのは人工関節。彼女の膝に人工関節を入れるのだ。岩城医師いわく、「大工っぽい」という関節の手術とは…?
滋賀県栗東市にある済生会滋賀県病院で救命救急医として働く平泉志保医師は、関西で数少ない女性フライトドクター。彼女が乗る京滋ドクターヘリは、滋賀県全域と京都府南部をカバーし、30分以内に現場に到着できる。ドクターヘリに出動要請があると、待機していた平泉医師がヘリポートにダッシュ。通常は医師と看護師の2人が乗り込み、救命救急のための医療機器や薬剤を準備する。到着すると、素早く患者の容態を見極め、適切な処置を施しながら患者を搬送。まさに1分1秒を争う命の現場だ。そんな平泉医師のフライトドクターの仕事に密着。なかでも、駆けつけた高速道路の多重交通事故現場は、言葉をなくすほど凄まじい。だが、ドクターヘリの運航が認められるのは日没まで。時間が迫っている。タイムリミットと闘いながら、患者と向き合う平泉医師。彼女が語る救命救急で大切なこととは…。
関西が誇る胃がんのエキスパートとして知られる大森健医師は、関西屈指の手術件数を持つ消化器外科医。その腕を頼って、大阪市の大阪国際がんセンターには全国から患者がやって来る。そんな大森医師が心待ちにしていたのが手術支援ロボット「ダビンチ」の最新型だ。病院に導入した最新鋭の「ダビンチ」を初めて使うのは、胃の下部の3分の2を切除する70代の女性の手術。大森医師が女性に説明する「ダビンチ」で手術することの良い点とは?日々、技術を磨く大森医師は、手術前に「ダビンチ」のトレーニングセンターを訪れ、深夜までトレーニング。驚きのテクニックを披露する。そして、最新鋭のロボットで初めて行う大森医師の手術に密着する!