2017年5月21日(日) 午後4:00 ~ 5:25 放送!
この番組は、もっと自分たちのことを知って欲しい、と強く願うスポーツ関係者が「熱血アピール部」を結成し、ナインティナインたちを振り向かせるべく、一団となってVTRやトークで熱烈プレゼンを行う。両者を分かつ、「知らない溝」は、どれだけ埋まるのか?!
実は、ナインティナインとして大阪でテレビのMCをするのは初めて!そんな2人と共に、熱血アピールを受け止めるのは、新日本プロレスのオカダ・カズチカ選手と、海原やすよ ともこ。
まず部室にやって来たアピール部のメンバーは、北京・ロンドンとオリンピック2大会連続でバタフライ銅メダルに輝き、「康介さんを手ぶらで帰すワケにはいかない」という流行語まで生み出した松田丈志、アテネ五輪の銅メダリストで、現在は3児の母親として育児をしながら水泳を教えているという中西悠子、そして芸能界No.1の水泳芸人であるミサイルマン・西代、さらにスーツ姿の謎の男性・松井健さん、謎のおじいちゃん・石本隆さんの5人だ。
キャプテンの松田の願いは、「水泳の中でも、バタフライをもっと好きと言って!」。岡村が「バタフライはなくてもいいような」と言えば、ともこも「むちゃイキッてる感じがする」と反応はイマイチで…。
そこで、まずバタフライの実態をVTRで紹介。水泳は子供の習い事ランキングでは5年連続1位に輝き、老若男女にも愛されている。しかし、街行く人は「バタフライをやったことない」「どうやって泳ぐか知らない」。挙句は「泳げる人が気持ち悪い」と言い出す女性まで現われる始末で…。
だが、日本人とバタフライは密接に関係しているという。何と「現在の形に完成させたのは日本人」という発言に一同は仰天。そこで、バタフライの原点が収められた約80年前のオリンピックの超貴重な映像を紹介する。
西代と中西が紙芝居で現在のバタフライ泳法誕生秘話を説明していく。と、1956年のメルボルンオリンピックを目指す一人の選手が、膝が痛まないようにドルフィンキックを生み出したことが判明。この選手こそが、謎のおじいちゃん・石本隆さんの正体なのか?
しかし、男子は48年もの間、オリンピックのメダルから遠ざかっていた。「外国人は手足も長いしパワーもあるので、日本人は技術を磨くしかなかった」と松田。その結果、日本人選手のバタフライは世界一美しいという。その理由とは?中でも、一番美しいのは2004年のアテネ五輪で銀メダリストになった山本貴司だといい、その泳ぎをアテネ五輪の映像で振り返る。
続いてのアピール部員は、女子プロテニス歴9年、世界ランキング最高21位、現在は2児の母親であり、解説者としても活躍する兵庫県出身の浅越しのぶと、同じく1児の母であり、グランドスラムで優勝4度、世界ランキングシングル最高8位、ダブルス1位、通算成績1017勝712敗を誇り、「テニスの鉄人」と呼ばれた杉山愛の2人である。
「テニスは最近は注目されてますね」と矢部は言うが、2人は「今のテニスは、なんちゃってブームだ!」と訴える。
昨年のリオ五輪で96年ぶりのメダルを奪取し、日本人最高の4位にまで上り詰めた錦織圭の活躍もあり、今やテニスブームが到来。しかし、街行く人に彼の何がすごいのかを聞いても分からない。そこで、杉山が錦織の技術面や精神面のすごさを解説していくことに!
「テニスの“そもそも”を知れば、テニスが99倍楽しくなる!」ということで、まずは、テニス選手の「ルーティン」について紹介。杉山は「ルーティンを持つことで、プレーの正確性が増したり、メンタルが落ち着いたりする」と語る。特に、スペインの一流プレーヤー・ナダル選手のルーティンは特徴的なのだとか。彼のちょっと面白いルーティンとは?
また、「黄色いボール」の謎についても迫る。テニスは400年前のヨーロッパで生まれ、日本では約140年前に横浜の外国人居留地で行われたのが最初と言われる。ボールは1950年代までは“白”だったのだが…。テニスボールが黄色くなった理由とは?
次の“そもそも”は「休憩時間」。テニスの試合時間は2時間以上。が、休憩時間は各セットが終わった120秒と、奇数ゲームが終わった後の90秒だけ。過ごし方は様々だが、この使い方で試合を左右することがあるという。そこで矢部に出題。トイレ、携帯電話、着替え、出前、音楽、マッサージのうち、やってもOKなものは?
最後に、2人が伝えたい“そもそも”が「ダブルス」。2人で戦うダブルスは接近戦が多くなり、阿吽の呼吸が不可欠だ。実は、杉山と浅越もコンビを組みアテネ五輪で4位入賞を果たしている。しかし、ペアを決め方は、何と「自分から声をかける」。会場のオフィシャルの張り紙で募集している場合も多いとか。しかし、浅越は「組もうねって言って、本番では違う名前が書かれていたりする」と明かす。そして、何人にも断られたと話す彼女は杉山に対し「どっちかと言うと、ふるタイプ」。さらに、杉山が「ダブルスは一緒にいて心地の良い人と」と言えば、「そう言っても、成績のいい人と、っていうのがありますよ」とチクリ。果たして、それぞれが思うペアとしてのお互いの魅力とは?
ラストは、2人でボレーラリーを披露。ネットを挟んで至近距離で打ち合うボレーは、ダブルスの醍醐味と声を揃える。矢部、岡村も杉山相手にボレーを体験してみると…。
最後に登場したアピール部は、元阪神タイガースの剛腕投手で、2005年の優勝時は37歳で15勝と最年長最多勝を達成した現プロ野球解説者の下柳剛、日本シリーズの審判を10回務めた元NPBの審判で、現在は審判技術委員として後輩の指導に当たる谷博、野球大好き芸人のテンダラー、そしてスポーツ実況30年のABCアナウンサー・中邨雄二の5人だ。
キャプテンの下柳が訴えるのは「野球は野球でも…審判をもっと好きと言って!」。しかし、「審判の人とか見てないもん」と岡村。すると、下柳は「審判は野球の演出家。ぜひ注目して欲しい」と写真やVTRで審判のスゴさを猛アピール。
“コデライク”と呼ばれた小寺昌治さんをはじめ、独特のオリジナルコールをする審判が次々登場。さらに谷にもストライクコールを披露してもらうのだが…。
また他の写真では、キャッチャーのマスクがホームベースにかぶって良く見えない。ベースの際どい角は判定するのに重要なところ。球審は1試合で少なくとも300球、年間で1万回の判定を下すが、谷は「(判定に)間違いはありません!」と言い切る!
そこで、岡村が球審となって下柳の球を判定し、カミワザを生で体験。だが、谷の指導でキャッチャーの真後ろに構えた岡村は「メッチャ怖いねんけど」と驚きを隠せない!岡村の審判ぶりやいかに?!
メンバーが、もう一つ好きになって欲しいというのが“解説”。今回、注目したのは伝説の野球解説者・福本豊。阪急ブレーブスで活躍した「世界の盗塁王」だ。そんな彼の「神解説」が生まれた貴重な瞬間をVTRで紹介する。また、福本の仕事現場にも密着。果たして、「神解説」と言われる数々の名(迷)言・珍言とは!?