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公演情報

21世紀の新世界

[指揮]金聖響
[ヴァイオリン]南紫音
[管弦楽]関西フィルハーモニー管弦楽団

日時 2011年1月9日(日) 14:00 開演 13:00 開場
会場 ザ・シンフォニーホール
料金 A 5,000円 B 4,000円 C 3,000円 (C売切れ)
一般発売日 2010年9月12日(日)
優先予約日 2010年9月10日(金)
プログラム メンデルスゾーン:序曲「真夏の夜の夢」
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調

ドヴォルザーク:交響曲 第9番「新世界より」
お問い合わせ先 ABCチケットセンター
06-6453-6000

ヴァイオリン界に舞い降りた美しきミューズ
南紫音に直撃インタビュー!



『聖響/チャイコフスキー選集』で迫力溢れる演奏を披露してくださった指揮・金聖響さんと関西フィルさんのコンビが再び登場! 2011年新春にお贈りする『21世紀の新世界』公演で共演するヴァイオリン・南紫音さんにお話を伺いました!


―――ヴァイオリンとの出会いについて教えていただけますか?

 私の兄が小さい頃にヴァイオリンを少しやっていましたので、3歳で弾き始める前からヴァイオリンの音に親しんでいました。始めたきっかけは自分では覚えていないのですが、自分からヴァイオリンを弾きたいと言ったようです。発表会など人前で演奏する事がとても好きでした。新しい曲をさらい始めるときがとても嬉しかったのを覚えています。

―――1989年に北九州でお生まれとお聞きしていますが、ヴァイオリニストを志したきっかけは何だったのでしょうか?

 幼い頃は、とにかくたくさんの曲に出会いながら演奏する事の喜びを感じていたのですが、小学校高学年くらいになると巨匠と呼ばれる方々の演奏をCDなどで聴いてたくさんの衝撃を受け、東京にレッスンに通うようになってからはセミナーなどで海外の先生のレッスンを受ける機会も多くなりました。自分の課題がたくさん見つかって、また自分自身でこういう風な演奏をしたいとか、どんな曲を勉強したいとか明確な目標を持つようになりました。
 そうしていると、ひとつの事をやり終えたら次の課題が、またひとつ終えると次の目標がでてきて、理想を追い求める事に終わりがないのだという事を感じましたし、そしてやはりヴァイオリンを弾く事がとても好きでしたので、これからもずっとヴァイオリンを弾いていきたいと思うようになりました。

―――南さんの好きな作曲家について教えていただけますか?

 最近特に魅力を感じているのはバッハです。昔から親しんできた作曲家ではありますが、上手く言葉にできないのですが最近バッハの新しい面をみたような気がして、試してみたい事もあって、取り組んでいます。以前から変わらず好きなのはベートーヴェンで、さらに今年はプロコフィエフもいくつか勉強しました。桐朋学園大学で学び始めてからはこれまではなかなかできなかった室内楽にも取り組んでいます。

―――2004年から海外にも活動の場を広げ、数々のコンクール受賞を含めて、世界を舞台にご活躍を続けておられますが、特に印象に残っているコンクールはありますか?

 コンクールはどれも私の大きなステップになっているのですが、ロン=ティボー国際音楽コンクールの本選で、私のとても好きなヴァイオリニストのジネット・ヌヴーがデビューしたと言われるサル・ガヴォーで演奏した時はとても感動しました。同時にこれからしっかりと自分の演奏をしていかなければいけないなと感じました。

―――今回でホール3回目の登場になりますが、初めてザ゙・シンフォニーホールで演奏された時(2009年7月スペイン・ビルバオ響との共演)の印象をお聞かせください。

 ホールの素晴しさに感動しながら演奏をした事を覚えています。そしてスペインのオーケストラの明るさや情熱とともに「ツィガーヌ」を演奏させていただいたのは本当に素晴しい体験でした。

―――今回、演奏されるメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲の聴き所について教えていただけますか?

 好きなコンチェルトはたくさんありますが、メンデルスゾーンは私にとってとても特別な存在です。小学生のときに初めてこの曲でオーケストラと共演して以来、毎年必ず演奏し続けてきました。演奏する度にまるで通り慣れた道を歩いているようで、その時の状況や年齢を重ねていくにつれ見える景色も少しずつ変化していきます。この曲の中にはたくさんの美しさがあります。悲しみの中にある美しさ、激しさの中の美しさ、妖艶な美しさもあれば、とてもシンプルな美しさもあります。そしてとても繊細なひとつのラインのうちにこんなにもドラマティックな世界が展開されている事はとても感動的です。

―――指揮・金聖響さんと関西フィルさんにはどのような印象をお持ちですか?

 金聖響さん、関西フィルさんとは4年程前にショスタコーヴィチのコンチェルトを共演させていただきましたが、今回は全然性格の違うメンデルスゾーンを4年経った今、共演させていただくのをとても楽しみにしています。

―――今後の活動のご予定を教えて頂けますか?

 来年1月には初めて無伴奏リサイタルをさせていただきます。夏はイザイ全曲リサイタルをします。一人の作曲家の作品を通して演奏する事はその作曲家の魅力や想いのようなものが、よりダイレクトに伝わると思うので今から楽しみでなりません。

―――最後に公演を楽しみに待ってらっしゃるファンの皆様にメッセージをお願いします!

 このコンサートが新年初めてのコンサートという方も多いのではないでしょうか。新しい年に大阪の皆様の前で演奏させていただける事をとても嬉しく思っています。メンデルスゾーンの世界を楽しんでいただけますと嬉しいです。


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ニューイヤーのニューワールド!
21世紀の新世界

聖響さんがタクトをとる「21世紀の新世界」公演は、21世紀を迎えた2001年から開催され、ザ・シンフォニーホールの新年を祝う人気公演として、今回で11回目の開催となりました。
現在、国内では神奈川フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者、オーケストラ・アンサンブル金沢のアーティスティック・パートナーに就任。そして2010/11年シーズンからは、
ベルギー・フランダース交響楽団の首席指揮者にも就任しました。2010年11月の現地ベルギーでの就任記念演奏会以降は、ヨーロッパでの活躍にも一層の期待がもたれる聖響さん。2011年の新春に、再びザ・シンフォニーホールに登場です!
新鮮な気持ちで新しい門出を祝おう!といった意味で演奏されるこのドヴォルザークの
『新世界交響曲』。1892年にドヴォルザークが招かれたアメリカの地=新世界。ここで自身が耳にしたアメリカの黒人霊歌や様々なアメリカ体験、そして望郷の気持ちが織り込まれて作曲された傑作交響曲です。毎回新しい音楽の魅力を聴かせてくれる聖響さんと関西フィルハーモニー管弦楽団の魅力溢れる演奏に期待がもたれます。
また、今回はソリストに南紫音さんを迎え、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲をお届けします。1989年生まれの若きヴァイオリニスト。国内外で数多くのコンクール受賞歴を持ち、現在は学生として研鑽を積みながらソロ、室内楽の分野でも活動し、国内外のオーケストラとの共演を重ねています。多彩な表現力を持つ若きヴァイオリニスト=南紫音のロマン派協奏曲の最高傑作をザ・シンフォニーホールで初披露!ご期待ください!

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