今年はあの伝説のジャズ／フュージョン・バンドと共演！
渡辺貞夫　クリスマス・ライヴ！２０１０
〜Sadao with Yellowjackets & New Tide Jazz Orchestra〜


JAZZというジャンルを飛び越え、今や押しも押されもしない音楽界の至宝、渡辺貞夫さん。しかし現状に決して甘んじることなく常に“サムシング・ニュー（何か新しいもの）”を求め、終わりなき旅を続ける貞夫さん。この姿勢は、貞夫さんの人生そのものでした。人類の原点アフリカの音楽との融合、ブラジルのボサノヴァを日本に紹介、チベットへの傾倒、そして世界中の子どもたちとの共演―――。数え上げたらキリがないほど沢山のものを貞夫さんは私たち音楽ファンにもたらしてくれました。
このザ・シンフォニーホールにも毎年クリスマスの時期、“サムシング・ニュー”なプレゼントを持って貞夫さんはやって来てくれます。2008年は日本ブラジル交流100周年を記念して現地から招聘したメンバーとの熱い共演、昨年2009年は、ケニー・ギャレットとのダブルホーンによる、ビ・バップを聴かせてくれました。そして、今年。2007年のクリスマス・ライヴでも共演したラッセル・フェランテ率いるイエロー・ジャケッツが登場します！スピリチュアルな雰囲気すら漂わせるL.A.最強のコンテンポラリー・ジャズ／フュージョン・バンドが貞夫さんのオリジナル・ナンバーをどう解釈し、表現するのかにも要注目です。
この、渡辺貞夫とイエロー・ジャケッツという豪華な共演に、もうひとつ貞夫さんから粋なプレゼントが！それは共演のビッグバンド「New Tide Jazz Orchestra」。実はこのバンド、貞夫さんが来年2011年から「ジャズ専修科」の招聘教授となる国立音楽大学の学生ビッグバンド。かねてより、世界中の若い才能を自己のグループに積極的に起用し、活躍の場を与えてきた貞夫さんならではのキャスティングです。
音楽活動60周年を翌年に迎え、なおサムシング・ニューに挑戦し続ける貞夫さん。といっても決して肩に力が入ることがなく、穏やかな風が貞夫さんの周りに吹いてるような印象すら受けます。その人柄そのものが表現されたような音色を今年も堪能してください！