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公演情報

パク・ヘユン ヴァイオリン・リサイタル

[ヴァイオリン]パク・ヘユン
[ピアノ]マリアンナ・シリニャン

日時 2011年3月11日(金) 19:00 開演 18:00 開場
会場 ザ・シンフォニーホール
料金 全席指定 3,000円
一般発売日 2010年11月28日(日)
優先予約日 2010年11月26日(金)
プログラム 《予定される演奏曲目》
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第7番
ワックスマン:カルメン幻想曲

R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ op.18
ラヴェル:ツィガーヌ

※シンフォニア12月号でお知らせした予定演奏曲目が
一部変更になっています。何卒ご了承くださいませ。
お問い合わせ先 ABCチケットセンター
06-6453-6000

2009年難関ミュンヘン国際コンクールを制した18歳のデビュー・リサイタル
パク・ヘユン ヴァイオリン・リサイタル


輝かしいコンクール歴を重ね、将来有望な新進気鋭のアーティストが、東京・名古屋・大阪の3大都市で、リサイタルを行なうというプロジェクトの第1回目が、来春ザ・シンフォニーホールよりスタートします。
その記念すべき初回のアーティストは、1992年韓国ソウル生まれのヴァイオリニスト、パク・ヘユンさんです。2009年17歳のとき、難関で知られるミュンヘン国際音楽コンクールで、コンクール史上最年少で優勝、同時に2つの特別賞を受賞し、一躍国際的注目を集めました。
共演者は、2006年の同コンクールで5つもの賞を受賞したアルメニア出身のピアニスト、マリアンナ・シリニャンさん。
今回演奏するベートーヴェン作曲のヴァイオリン・ソナタ第7番は、ロシア皇帝アレクサンドル1世に献呈された3曲の第2曲目で、《アレキサンダー・ソナタ第2番》とも呼ばれ、第9番《クロイツェル》と双璧をなす傑作中の傑作と評されています。
洒落た芸術サロンで聴くようなヴァイオリンの音色を、春先のザ・シンフォニーホールでお楽しみください。


§パク・ヘユンさんにインタビュー!


♪ヴァイオリンを始めたキッカケを教えてください。

ヴァイオリンを始めたのは4歳のときです。
いとこが趣味でヴァイオリンを弾いていて、休暇を一緒に過ごしたとき、彼女の演奏を聴いた瞬間、その魅力のとりこになりました。ヴァイオリンと恋に落ちてしまったのです。自宅に戻ってすぐに両親と1/16の楽器を買いにいきました。そして週に2回15分ずつのレッスンを始めました。
そのいとこは現在ソウル国立大学の2年生で、私のほうがヴァイオリニストになりました。人生って不思議ですね。

9歳のとき、ソウル・フィルハーモニー管弦楽団とモーツァルトのコンチェルト第4番を演奏しました。会場はセジョン・アート・ホールで3800席の会場はなんと満員でした。このときがオーケストラと共演した初めての機会で、9歳でこんな素晴らしいコンサートで演奏できたこと心から誇りに思っています。このときもっと頑張ってヴァイオリニストになろう!という夢を抱きました。

♪バイエルン放送交響楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、ワイマール・シュターツカペレ、ミュンヘン室内管弦楽団、マリインスキー歌劇場管弦楽団、リトアニア室内管弦楽団ほか、数多くのオーケストラと共演されていますね。

どのコンサート、どの指揮者の方も印象に残っていることはありますが、バイエルン放響の色彩豊かでブリリアントな音色が特に印象的でした。彼らとのコンサートで、コルンゴルドの協奏曲を初めて演奏したのですが、それは私にとって大きな挑戦であると同時に大いなる喜びでした。
指揮者のサー・ロジャー・ノリントン氏との共演も貴重な体験でした。数々の音楽的な助言をくださいましたし、その温厚で親切な人柄に触れられたことも格別でした。

♪そして2009年、ミュンヘン国際音楽コンクールで史上最年少優勝、2つの特別賞も受賞されました。

コンクールは第4次審査まであり、J.S.バッハのシャコンヌ、サラサーテのカルメン幻想曲、ベートーヴェンのソナタ第1番、ドビュッシーのソナタ、バルトークの無伴奏ソナタ、モーツァルトのコンチェルト第4番、コンクールのためにかかれた新作、そしてコルンゴルドなど、いろいろな作品を演奏しました。
私は順番が後のほうだったので、全曲を1週間以内にこなさなければならず、本当に大変な時間でしたが、この優勝は私がクラシック音楽界で知られるようになる大きなチャンスとなりました。

♪今回のリサイタルで演奏される曲について、教えてください。

ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第7番は古典派の時代、リヒャルト・シュトラウスのソナタは後期ロマン派の時代に書かれた作品です。その2つの異なったキャラクターを聴いていただきたいと思います。
ワックスマンの「カルメン幻想曲」、ラヴェルの「ツィガーヌ」など技巧的な作品も加え、パク・ヘユンの現在のすべてを聴いていただければと思います。

ヴァイオリニストになって、世界各地のお客様にステージで出会えることが何よりの喜びです。
昨年は、シュトゥットガルト放送交響楽団と長野、横浜、東京で演奏しました。日本はクラシック音楽界でもっとも重要なエリアの1つであり、日本のクラシック音楽文化の発展は著しいものだと思います。日本には音楽家の友人もたくさんいます。ドイツ語あるいは英語で会話をするわけですが、お互いに深く理解し合っています。
訪れてみたい都市は、札幌、京都にぜひ!実はわたしはとんでもない寿司マニアなので、食材が豊富で新鮮な札幌と、京都は日本の文化を体験したいという真面目な理由からです。
大阪は訪れるのもコンサートも初めてです。皆さんにお会いできるのを、今からとても楽しみにしています!

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