ダニエル・ハーディング指揮
マーラー・チェンバー・オーケストラ
ブラームス・チクルス?
指揮:ダニエル・ハーディング
管弦楽:マーラー・チェンバー・オーケストラ
日時 |
2011年6月11日(土) 15:00 開演 14:00 開場 |
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会場 | ザ・シンフォニーホール |
料金 | 【2公演通し券】 Aセット 20,000円 Bセット 16,000円 ※通し券はABCチケットセンターのみの販売となります。 ※2公演とも同じお席でお取りします。 【各1回券】 A 12,000円 B 10,000円 C 8,000円 D 6,000円 |
一般発売日 | 2010年12月19日(日) |
優先予約日 | 2010年12月17日(金) |
プログラム | <ブラームス・チクルス?> ブラームス:交響曲 第3番 ブラームス:交響曲 第1番 |
お問い合わせ先 | ABCチケットセンター 06-6453-6000 |
クラシックの本場ヨーロッパを席巻している
21世紀の巨匠ダニエル・ハーディングが、
ついにザ・シンフォニーホールにやって来ます!!
前回2003年の来館では、同楽団と
ベートーヴェン「英雄」を披露したハーディング。
今回は、ここザ・シンフォニーホールでしか聴くことの出来ない
ブラームス・チクルスをお届けします!
世界が注目するマエストロが何を語るのか!?
ぜひご覧下さい!
Q、久し振りのMCOとの日本ツアーですね。
MCOとは2006年に日本ツアーをして以来です。今回が4度目になりますね。今回はシンガポール、香港、そして日本国内3ヶ所でマーラーとブラームスを取り上げます。
ブラームスはMCOの主要なレパートリーの一つですが、このような形で集中的に演奏するのは稀ではないでしょうか。しかもツアー中、ブラームスの交響曲4曲すべてをチクルスという形で演奏するのは、ここ大阪だけです。ツアーの最終地ということもあり、本来なら録音もしてみたいほど期待しています。
特に楽しみなのは、東京のサントリーホールと並ぶクラシック音楽の殿堂「ザ・シンフォニーホール」でそれを行えることです。大阪を中心とした関西圏にも大変熱心で深い見識を持ったファンの方々が多いと聞いています。そんな皆様と週末の2日間、思いっきりブラームスのドイツ的な響きや深々しい音色を共有できることは音楽家として大変幸せなことです。
今回のような企画は、今後も是非定期的に実現できればと考えています。ご存知の通り、MCOはイタリアのフェッラーラやスイスのルツェルンなど、深く特別な関係を結んでいる都市がいくつかあります。こういう関係が、例えば日本でも実現できたら素晴らしいことですね。
Q、ザ・シンフォニーホールでの演奏は2回目になりますね。
前回からもう10年近くなるでしょうか。大変響きの美しいホールという強い印象を持った記憶があります。親友でもあるマエストロ金聖響はこのホールで定期的なシリーズを行ってるそうですね。羨ましい限りです。素晴らしいホールと熱心な聴衆が音楽家やオケを育てると言っても過言ではありませんからね。
Q、貴方にとってMCOとは。
私が初めてMCOを振ったのは22歳の時ですから、ずいぶん長いお付き合いになりました。
ポストの名称は何度か変わりましたが、私自身の音楽家としての人生の中でも特別な存在です。一緒に過ごした時間の長さやその濃さだけではなく、私自身が大きく成長できた特別なパートナーです。形態は変わるかも知れませんが、今後も他とは比較できないような存在であり続けることは間違いありません。
Q、今回演奏するブラームスについて。
これから演奏する曲目について事前にコメントすることは、最近は極力控えるようにしています。何故なら、聴衆の皆様方には出来るだけ余計な先入観を持たずに聴いて頂きたいからです。ただ一つ申し上げられることは、ずいぶん以前に録音した3番・4番とは大きく異なるものになるでしょう。また今回は演奏する曲順についても熟慮しました。是非両日共に会場に足を運んで頂き、この4曲すべてを堪能いただきたいと思います。
またザ・シンフォニーホールでのこの4曲の演奏は、ある意味で私とMCOの15年近い関係の集大成をご覧いただく良い機会でもあると考えています。
Q、マーラー・チェンバー・オーケストラという名称から、「室内楽」や「小さな編成」というイメージが強いようですが
それは大きな誤解ですね(笑)。 そのように理解されている事情についてはよく存じています。しかし実際は全く違います。せっかくの機会なので改めてご説明しますが、「チェンバー」とは「室内楽的な響きを大事に」という演奏上最も必要な「精神的なメッセージ」を表現したものに過ぎません。オーケストラの編成や人数、規模とは全く関係ないのです。今回のツアーでも取り上げるマーラー4番(東京公演)は録音もしていますし、余程大きな編成を必要とする曲目以外はほとんどレパートリーとして演奏しています。そう、今回大阪で行うブラームス・チクルスでも総勢70名近い編成です。これでも「室内楽」でしょうか(笑)?
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破竹の快進撃を続けるハーディングとMCOのブラームス全4曲
ダニエル・ハーディング指揮
マーラー・チェンバー・オーケストラ
ブラームス・チクルス ?
現代をリードする指揮者として世界中の注目を集めているダニエル・ハーディング。サイモン・ラトルやクラウディオ・アバドのアシスタントを務め20歳前後からいち早く世界の檜舞台に踊り出たハーディング。35歳の現在、スウェーデン放送響の音楽監督、母国イギリスでロンドン響の首席客演指揮者、そしてマーラー・チェンバー・オーケストラ(MCO)初代音楽監督のポストを含め、ウィーン・フィルやミラノ・スカラ座など超一流と言われる名門オーケストラへの客演などまさに新世代の代表として我々音楽ファンの期待を集め続けています。
そしてMCO。アバドによって選抜された極めて質の高い演奏家集団として、現在でもブーレーズ、コープマン、そしてアバドなどを迎えて広範囲のレパートリーを精力的に研究し着実に成果を遺しています。また、チェンバー(室内)と言っても今回の来日は総勢60名以上の精鋭たちで弦楽器は12型の予定!
プログラムは今回の日本ツアーでは、ザ・シンフォニーホールでしか聴けないブラームスの交響曲全4曲!そして最後の最後までこの2日間の曲順を悩み抜いたハーディング…。
ホットな話題がいつも絶えないハーディングとMCOがどんなアプローチでこれら傑作交響曲を披露するのか?“現在=旬”を聴くこの2日間は間違いなくホットな時間となるでしょう!!!