カール・ライスター クラリネット・リサイタル
[クラリネット]カール・ライスター
[ピアノ]佐藤卓史
日時 |
2011年11月23日(水) 14:00 開演 13:00 開場 |
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会場 | ザ・シンフォニーホール |
料金 | A 5,000円 B 4,000円 C 3,000円 |
一般発売日 | 2011年6月26日(日) |
優先予約日 | 2011年6月24日(金) |
プログラム | メンデルスゾーン:クラリネット・ソナタ 変ホ長調 シューベルト:即興曲 変ト長調 D.899-3 [ピアノ・ソロ] シューマン:幻想小曲集 op.73 ダンツィ:クラリネット・ソナタ 変ロ長調 リスト:愛の夢 第3番 [ピアノ・ソロ] シューマン/リスト:献呈 [ピアノ・ソロ] ブラームス:クラリネット・ソナタ 第2番 |
お問い合わせ先 | ABCチケットセンター 06-6453-6000 |
ソナタ&幻想曲の世界
カール・ライスター クラリネット・リサイタル
「クラリネットを演奏するときに最も大切にしていることは、 “人間が歌うような音色で”表現することです」
2007年秋、演奏活動50周年そして70歳記念ツアーのザ・シンフォニーホール公演に先駆けて行なわれたインタビューでのカール・ライスターさんの言葉です。
カール・ライスターさん、北ドイツのヴィルヘルムスハーフェン生まれ。1959年、22歳の時にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者になり(〜1993年)、ヘルベルト・フォン・カラヤンの下で30年に亘って《カラヤン・サウンド》を支えてきました。
「(ザ・シンフォニーホールには)カラヤン指揮ベルリン・フィルの一員として、何度かコンサートに出演しました。中でもR.シュトラウスの『ドン・ファン』とレスピーギの『ローマの松』が印象に残っています。室内楽曲やソロ作品を演奏した時も、このホールの音響にはいつも感動しました」
そのライスターさんが今回のリサイタルのために選んだ曲は、メンデルスゾーン、フランツ・ダンツィ(ベートーヴェンと同時代のドイツの音楽家)、ブラームスのソナタ、シューマンの幻想小曲集です。
ピアノの共演は佐藤卓史さん。ザ・シンフォニーホールでは、2008年1月、金聖響さん指揮、大阪センチュリー交響楽団(現・日本センチュリー交響楽団)演奏の「21世紀の新世界」で、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」を客演してくれました。
輝かしいベルリン・フィルの一時代を担ってきた偉大なるプレイヤーの《仕事》に、どうぞご期待ください。
【ライスター氏からのメッセージ】
私は、今回の演奏会のために、ダンツィ、メンデルスゾーン、ブラームス、シューマンという、ロマン派の作曲家による作品を選びました。なぜなら、ザ・シンフォニーホールには、とりわけロマン派の響きがよく合うと思ったからです。
前回ザ・シンフォニーホールで演奏させていただいたのは4年前、ちょうど70歳を迎えた年でした。会場全体を包む素晴らしい雰囲気、極上の聴衆、そして日本最高と言っても過言でないほどの音響をもつコンサートホールとして、私の記憶に残っています。
東日本大震災がもたらした悲しむべき状況は、十数年前の阪神・淡路大震災を思い起こさせます。私はどんなときも、日本の皆様の心に寄り添い、自分の音楽が皆さんに希望を与えられればと思い、演奏してきました。音楽は、辛く困難なときにこそ、私たちを元気づけてくれるのだと信じています。
皆様とのザ・シンフォニーホールでの再会を、そして、音楽を分かち合うことを、心から楽しみにしています。