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公演情報

外山啓介 ピアノ・リサイタル「展覧会の絵」

[ピアノ]外山啓介

日時 2012年8月4日(土) 14:00 開演 13:00 開場
会場 ザ・シンフォニーホール
料金 全席指定 3,000円
一般発売日 2012年3月25日(日)
優先予約日 2012年3月22日(木)
プログラム モーツァルト:幻想曲 K.397
ショパン:幻想曲 op.49
ショパン:幻想即興曲
リスト:ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」〜巡礼の年 第2年「イタリア」より

ムソルグスキー:組曲 「展覧会の絵」
お問い合わせ先 ABCチケットセンター
06-6453-6000

衝撃のデビューから5年!
いまや“若き実力派”ピアニストとして
着実に進化を続けているピアノ界の寵児、外山啓介!
憧れの曲「展覧会の絵」に挑む今回のリサイタルに向けて、
外山さんから熱いメッセージが届きました!



「展覧会の絵」について

 ムソルグスキーの組曲『展覧会の絵』は今回初めて演奏させていただきます。特に好きなのは、最後の「キエフの大門」です。
 この作品はムソルグスキーが、親友でもあった画家兼建築家のヴィクトル・ハルトマンの遺作展で見た10枚の絵画の印象をもとに作曲され、それらの絵から絵へと歩む観客の様子を表した「プロムナード」を何度も挟みながら、ロシア、フランス、ローマ、ポーランドなどの国の風物が描かれた組曲です。演奏される機会が多いことや、ラヴェルが管弦楽版に編曲したことから、誰もが一度は耳にしているのではないでしょうか。
 実はこの曲を今年のメインに選んだのは、レイフ・オヴェ・アンスネスのCDを聴いたことがきっかけでした。以前からアンスネスの大ファンだったのですが、彼の『展覧会の絵』は本当に衝撃的でした。とてもピアノ一台とは思えない壮大なスケール、豊かで温かい音色。すぐさまこの曲をツアーで取りあげることを決めました。


 モーツァルト、ショパン、リストの幻想曲
 
 モーツァルトの時代の幻想曲とは、“形式にとらわれない自由な楽曲”のことだそうです。このK.397は、分散和音や哀愁に満ちた美しい主題など、モーツァルトの天才的な霊感が余すところなく発揮されている傍ら、どこかつかみどころのない、飄々とした側面も感じさせます。
 その後時代と共に幻想曲の概念が変わっていき、ロマン派以降は性格的小品や、実質ソナタのような大規模なものが書かれるようになりました。ショパンの作品49は、彼が唯一残した幻想曲で、緻密な構成、豊かな楽想など、傑出した内容を持っています。恋人であったジョルジュ・サンドとの喧嘩と仲直りの過程を描いたというエピソードもあるそうです。
 リストの「ダンテを読んで」は、ダンテの抒情詩『神曲』からインスピレーションを得たとされています。冒頭で“音楽の悪魔”と呼ばれる増4度音程の下行が繰り返され、激しい苦悩や葛藤の合間に顔を出す穏やかで美しい旋律の中間部を経て、輝かしく華やかに、そして力強く曲が締めくくられます。これは『神曲』の「地獄篇」「煉獄編」「天国篇」を音楽にしたのでしょう。


普段の生活について

 僕自身の日常はいたって普通です。僕にとって寝ることがストレス解消になるので、ベッドから出ずに一日を終えてしまうことがたまにあります。家の中が散らかるのは嫌なので、演奏会があってもなくても掃除洗濯はわりときちんとする方だと思います。
 お酒が好きなので、オフの時は飲みに行くことが多いです。最近ワインが好きになってきて、よく一人で飲みに行っています。品種や銘柄に詳しいわけではないので、お店の方にいろいろ教えていただくのですが、いろいろ飲んでいくうちに、自分の好みがわかってきた気がします。
 i-phoneの「ストリートファイター?」のゲームなんかもやっています。時間がある時は、よく全国の人とネットを通して対戦しています。

 今回のリサイタルは、それぞれの個性が強い作品でプログラムを構成しました。
 さまざまな「幻想曲」と「展覧会の絵」を、全体を通してまるでひとつの色彩豊かな物語のように表現できたらと思います。ぜひ会場にいらしてくださいね!




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若き実力派の新たなる挑戦!!
外山啓介 ピアノ・リサイタル「展覧会の絵」

2007年、異例のスケールでのCDデビューから派手な人気に甘んじることなく“実力”にこだわり続ける外山啓介がこの夏、ムソルグスキーの大曲に挑みます。
唯一の親友だった画家ハルトマンの死後、彼の遺作展から強いインスピレーションを受け作曲された「展覧会の絵」。怒りや悲しみ、言葉にすることの出来ない心の叫びが、10枚の絵(10曲の小品)と前奏、間奏の役割を持つ“プロムナード”に込められ、終曲の「キエフの大門」では壮大な物語が幕を閉じます。色彩感と構成力が試される難曲をどのように魅せるのか、聴衆の心に訴えかける熱い演奏が期待されます。
前半は外山さんも敬愛する神童モーツァルトとショパンの2つの「幻想曲」から始まり、大人気の「幻想即興曲」、ピアノの魔術師リストのソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」が豪華に並びます。外山さんのうっとりするほど長くしなやかな指先から放たれる豊潤な響き、真価が問われる全身全霊のステージをお楽しみください!

【外山啓介さんからのメッセージ】
今年のプログラムのメインはムソルグスキー「展覧会の絵」です。
ロシアを代表する作曲家の一人と言っても過言ではない彼の代表作に挑戦します。
彼の友人でもあったヴィクトル•ハルトマンの遺作展で見た10枚の絵を音楽で表現したものと言われており、フランス、ポーランド、ロシアなど様々な国の情景が音楽を通して湧き出てくるような作品です。
様々な側面を持つこの作品をどのように表現出来るのか、僕自身も今から楽しみにしています。ぜひ会場でお会いしましょう!

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