21世紀の第九
[指揮]ケン・シェ
[管弦楽]日本センチュリー交響楽団
[合唱]京都バッハ・アカデミー合唱団
[ソプラノ]上村智恵
[アルト]福原寿美枝
[テノール]松本薫平
[バリトン]キュウ・ウォン・ハン
日時 |
2012年12月30日(日) 15:00 開演 14:00 開場 |
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会場 | ザ・シンフォニーホール |
料金 | A 6,000円 B 4,500円 C 3,000円 |
一般発売日 | 2012年7月22日(日) |
優先予約日 | 2012年7月18日(水) |
プログラム | ベートーヴェン:交響曲 第9番 「合唱付」 |
お問い合わせ先 | ABCチケットセンター 06-6453-6000 |
「第九」を聴かねば、年を越せない!?
昨年、佐渡裕さんからタクトを受け継ぎ
「21世紀の第九」に颯爽と登場した
若きマエストロ、ケン・シェさんから
今年の「第九」に向けて、熱い思いが届きました!!
昨年(2011年)佐渡さんから「21世紀の第九」公演を受け継がせて頂いたことにとても誇りを感じています。佐渡さんの後を継いで「第九」を振ったことは、私にとって大変素晴らしい体験でした。実は、周囲の期待に応えられるのかと非常に緊張していました。と同時に、学生時代から佐渡さんがこの曲を振る姿を観て育ち、そして一昨年佐渡さんが振る最後の「21世紀の第九」を聴衆の1人として観た私としては、このシリーズで指揮をさせて頂くことにとても興奮していました。今年もこのシリーズで指揮をするに当たり、スコアを見直していますが、いつも新しい発見があり、また「第九」に関するいくつかの本を読み、新たな洞察もありました。最近はベートーヴェンが実際に書いた「第九」の楽譜を勉強することにより、作曲者の意図することを探し出そうとしています。
人生の中で起こる様々な体験は、人を成熟させますが、私自身もここ数年様々な体験をしました。その体験を通して、私の音楽は更に情緒深いものになりました。そして、私がこの曲に抱いている「第九」の感情的なものを1つにして形作ることが出来ればと願っています。
日本には素晴らしいコンサートホールが沢山ありますが、ザ・シンフォニーホールは音響や雰囲気、デザイン、設計の点において最高のホールの1つです。世界を見渡しても、最も素晴らしいホールの1つだと思います。ザ・シンフォニーホールは、お客様が私自身を囲んでいるのと同時に、オーケストラと聴衆との一体感を味わうことができる丁度良い大きさのホールです。そんな素晴らしいホールの指揮台から聴こえるオーケストラの音は、非常に澄んでいて段違いに美しい!驚きさえ覚える程です。この音をお客様にもお届け出来たらと思っています。
さて、来年は私にとってとても面白い年になりそうです。私がバンクーバー・メトロポリタン・オーケストラの音楽監督に就任して10年目の節目の年であり、また、上海フィルハーモニー管弦楽団や上海交響楽団デビュー、更に上海ミュージック・フェスティバルでフェスティバル・オーケストラを指揮する予定です。また、アメリカやカナダ、台湾のオーケストラとの再共演もあります。今後の新たな出会いを、大変楽しみにしています。
是非「21世紀の第九」コンサートにお越し頂いて、ザ・シンフォニーホールの醍醐味を味わって頂ければと願っています。一緒に演奏します日本センチュリー交響楽団のエネルギーと情熱、そして人類と人生を祝う「第九」を通して、特別な瞬間を皆さまと一緒に共有し、作り上げることができれば嬉しく思います。
ケン・シェ
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「第九」で1年の総決算を!高らかに響け“歓喜の歌”!
21世紀の第九
1993年、佐渡裕さんの指揮で始まり、ザ・シンフォニーホール年末の風物詩として情熱の「第九」をお届けしてまいりました『21世紀の第九』。昨年からは、佐渡さんからタクトと魂を受け継いだ若きマエストロ、ケン・シェさんが登場!冒頭ティンパニの連打を雷鳴のようにとどろかせ、佐渡さんを思わせるスケールの大きな指揮ぶりで、パッション溢れる「第九」を響かせてくれました!まさに、新たな船出となった『21世紀の第九』!
記念すべき20年目となる今年も、鎮魂を希望に、祈りを喜びに昇華させ、“歓喜の歌”が高らかに響き渡ります!うつりゆく時代のなかで、変わることなく輝き続けるベートーヴェン「第九」のサウンドを、奇跡の残響空間でどうぞお楽しみください。 さあ、「第九」で1年の総決算を!!