マエストロ小林研一郎×大阪フィル
ザ・シンフォニー特選コンサートVol.18
小林研一郎　炎のチャイコフスキー

世界中でエネルギッシュな活動を続ける日本が誇るマエストロ＝コバケンこと小林研一郎さん。今回の特選コンサートでも大阪フィルハーモニー交響楽団との共演で再びザ・シンフォニーホールに登場です！
プログラムは、19世紀ロシア音楽界の巨人＝チャイコフスキーの魅力が満載のヴァイオリン協奏曲と交響曲第4番をお届けします。その波乱万丈な音楽人生の中で、ほぼ同時期に作曲されたこの2曲。チャイコフスキーが不幸な結婚に悩んでいたとされる時代に作曲された交響曲第4番は、彼が遺した交響曲の中で最も変化に富んだ、情熱的な作品。そしてロシアの国民的な色彩を反映して、チャイコフスキー独特の郷愁に満ちた旋律に心奪われるヴァイオリン協奏曲。
この傑作協奏曲で登場するのが、有希 マヌエラ・ヤンケさん。1986年ドイツ人の父と日本人の母の音楽家一家に生まれ、9歳でオーケストラ・デビュー。数々のコンクールで優勝の栄冠を勝ち得て2007年にチャイコフスキー国際コンクールでの3位受賞に続き、サラサーテ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝。すでにソリストとして世界中で多くの聴衆を熱狂させているヤンケさん。2012年夏には世界最古のオーケストラのひとつ、ドイツの名門シュターツカペレ・ドレスデンのコンサート・ミストレスに就任が決定。460年以上の歴史を誇る名門オーケストラ初の女性コンサート・マスターとして大きな話題を呼んでいます。
ヤンケさんの魂の奥深くに訴え、豊かに変化するヴァイオリンの音色。一期一会を大切に音楽へ打ち込むコバケンさん×大阪フィルの圧倒的演奏。チャイコフスキーが大迫力でザ・シンフォニーホールに響きます！