ザ・ベリー・ベスト・オブ・ロジェ・ワーグナー
ロジェ・ワーグナー合唱団
〜珠玉のゴスペル＆クリスマスソング〜


1946年、米ロサンゼルスのセント・ジョセフ教会の若き合唱指揮者兼オルガニストが、市主催の青年合唱団の音楽監督に任命されました。その合唱団の選抜メンバーが中心となって結成されたのが、のちに全世界で演奏活動を行ない、80枚以上ものアルバムを発表することになった「ロジェ・ワーグナー合唱団」です。
1953年、英エリザベス女王戴冠式の祝賀行事に招聘され、イタリアでは地元ローマ以外の合唱団として初めてローマ教皇のために歌いました。58年にはアルバム「Ｖｉｒｔｕｏｓｏ！」でグラミー賞を受賞。59年には中南米〜メキシコ19ヶ国に及ぶツアーを成功させ、74年には米国務省の文化使節として旧ソ連への演奏旅行を果たしました。
かつての青年指揮者ロジェ・ワーグナーその人は、1992年惜しまれながら逝去しましたが、合唱団とその精神は愛娘のジニーヌさんに引き継がれ、現在もなお世界中の人々に愛され続けています。ザ・シンフォニーホールには、1984年の初来演以来14回目、前回2011年以来2年ぶりの登場となります。
今回のプログラムは、《ザ・ベリー・ベスト・オブ・ロジェ・ワーグナー》と冠して、「なつかしきケンタッキーの我が家」「金髪のジェニー」などフォスター・メロディから、お馴染みのミュージカル・ナンバー、季節にピッタリのクリスマス・ソング、さらに「オー・ハッピー・デイ」「ジョイフル・ジョイフル」などのゴスペルまで、合唱団の魅力を余すところなくお届します。
偉大なるロジェ・ワーグナーの遺産を、ザ・シンフォニーホールでどうぞお楽しみください。