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公演情報

千住真理子 スウィート・バレンタイン
トーク&リサイタル〜デビュー40周年記念〜

[ヴァイオリン]千住真理子
[ピアノ]山洞 智

日時 2015年2月7日(土) 14:00 開演 13:00 開場
会場 ザ・シンフォニーホール
料金 全席指定 4,000円
一般発売日 2014年9月28日(日)
優先予約日 2014年9月26日(金)
プログラム 黒人霊歌:アメイジング・グレイス 
J.S.バッハ/グノー:アヴェ・マリア 
シューベルト:アヴェ・マリア
ヘンデル:私を泣かせて下さい
ヴィターリ:シャコンヌ ト短調
ショパン:別れの曲
モンティ:チャールダーシュ

クライスラー:愛の喜び
クライスラー:美しきロスマリン
マスネ:タイスの瞑想曲
フォーレ:子守唄
ドビュッシー:月の光
越谷達之助/渡辺俊幸:初恋
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
お問い合わせ先 ABCチケットインフォメーション
06-6453-6000

★スペシャルインタビュー
全国各地を飛び回り、ザ・シンフォニーホールでは70回以上のコンサートで登場されている千住真理子さん。デビュー40周年を迎える心境を語っていただきました。

−N響と共演し12歳からプロとして活動。デビュー当時の想い出は?
 40年間で、一番忙しい時期だったかもしれませんね。学業があったので、中学、高校に通いながらの演奏活動は、想像以上に大変で両立させることに必死でした。勉強を疎かにしていると先生に呼び出される。一生懸命勉強をやると、今度は演奏の練習が足りないからミスが多くなる。シーソーゲームみたいで、精神的に追い詰められていました。でもすごく友達に恵まれて、家族のように応援してくれていた。勉強だけじゃなくて、友達に会うことが何よりも救いだった気がします。

−40周年という節目を迎えて 3本の柱となるコンサート
 私にとってかけがえのない曲が、無伴奏。ことごとく重要な場でバッハが出てきた。亡くなる前までヴァイオリンが弾けたなら、バッハはその瞬間まで弾いていたい。しかも祈りの曲ですね。災害が起きたり、海外で戦争があったり、そういった悲しい事件がある度に、音楽家として弾かねばならない曲と位置づけています。
 そして、無伴奏と真逆にあるのが、コンチェルトです。100人近いオーケストラの方々が、後ろにまわってくださっての共演というスタイル。デビューした時に、恩師の江藤先生に、コンチェルトの音の出し方を教えていただいた。普通の弾き方とあらゆる面で違うんです。音の出し方、力の入れ方、実は、音程の取り方も・・・わざとほんの少しずつ音程を高めにとって弾くのが、コンチェルト弾きには必要なことなんです。そうすることによって、立体的に音が飛び出てくる。そういった全てを12歳から学んで来ただけに、コンチェルトは、もう一本の大きな柱となっています。
 最後に、バレンタイン公演でも演奏させていただく、小品ですね。小さい品って書くけれども、実は難しい。音符を弾くのは簡単ですが、魂とかエスプリを表現するのは、ほんとにその大人にならないと弾けない。3分ぐらいの曲の中に深いドラマがあって、まるで30分を演奏するかのように表現して行くのが醍醐味。年齢を重ねて、自分の中で練れてくると思うんです。だから小品は、益々大切に弾いて行きたい曲なんです。この3本の柱が、私にとって大切なメインとなっています。

ザ・シンフォニーホールに初登場されたのは1988年。
−ザ・シンフォニーホールについて
 
 ザ・シンフォニーホールは日本一というよりも、世界一好きなんです。ステージに立った時に「聴衆が私の心の中に入って来た!」っていう感じがあるんです。それは演奏家として感動的な事なんです。ステージから、聴衆の一人一人が非常に近くに見えるように作られている。音も遠くまで飛んで行って、向こうまで行ってしまったというような響きではなく、近くで自分の音が常に鳴っているという音響なんです。だから、集中して自分の心に向き合って弾くことができます。そして、大阪のファンの方は本当にノリがよくて、いい意味で演奏家をうまく弾かせるんですよね。大阪の聴衆の力っていうのは、これこそ文化だと思います。

−40周年を迎える心境は?
 車が好きだから、ニュートラルから、ドライブにギアチェンジした時の、「行くぞ」っていう感じ。40周年はただの節目であるけれど、ここでもう一回アクセルを思いっきり踏み込みたいような気持ちで迎えようと思っています。

―ファンの皆様にメッセージを
 できれば、3公演とも聴いて欲しい。この3つがあっての私なので。もちろんどれか1つしかいらっしゃらない方も、その側面をたっぷり味わっていただきたいと思うし、楽しんでいただけるように私は今から準備をしています。

歳を重ねて、その年輪が音になるようなヴァイオリン弾きになって行ければ・・・それが夢と語る千住さん。聴衆の心の奥深くに届く音色にますます磨きがかかる演奏会が楽しみです!
 千住真理子デビュー40周年記念公演は、2/7「スウィート・バレンタイン トーク&リサイタル」、7/12「ドラマティック・コンチェルト!」、11/1「バッハ無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲リサイタル」と続きます。



心に響く美しき音色と心温まるトーク
千住真理子 スウィート・バレンタイン トーク&リサイタル
〜デビュー40周年記念〜




 甘い香りが漂うころ、すっかり恒例となった千住真理子さんの「スウィート・バレンタイン」。穏やかで楽しいトークで進行するこのコンサート。今回はデビュー40周年の記念となる特別な想いが込められた、バレンタインの贈り物。
 プログラムは全14曲。神への愛を讃えた「アメイジング・グレイス」から始まりを告げ、「アヴェ・マリア」、モンティの「チャールダーシュ」、クライスラーの「愛の喜び」・・・ラストに「ツィゴイネルワイゼン」と、千住さんが何度も大切に弾いてこられた名曲ばかり。40年のヴァイオリン人生で、共に歩んだかけがえのない曲たちが、名器ストラディヴァリウス“デュランティ”から美しく奏でられます。曲にまつわるエピソードは、千住さんからたっぷりと語っていただきましょう。共演は、全国でステージを共にしているピアニスト山洞智さん。
 2015年のバレンタイン、千住真理子さんの優しいヴァイオリンの音色をリボンで包み、自分に、そして大切な人に贈ってみてはいかがでしょうか。

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