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公演情報

ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団

[管弦楽]ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
[指揮]ミヒャエル・ザンデルリンク

日時 2015年7月4日(土) 14:00 開演 13:00 開場
会場 ザ・シンフォニーホール
料金 A 12,000円 B 10,000円 C 8,000円 D 6,000円
一般発売日 2015年1月25日(日)
優先予約日 2015年1月23日(金)
プログラム ベートーヴェン:歌劇 「フィデリオ」序曲
ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 「運命」 op.67

ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 op.92
お問い合わせ先 ABCチケットインフォメーション
06-6453-6000

来日間近!ドレスデン・フィルの魅力に迫る!! 

 2013年6月、ミヒャエル・ザンデルリンク指揮するドレスデン・フィルは、聴く者に強烈なインパクトを与えた。前半のベートーヴェンの交響曲第7番で、ピリオド奏法を取り入れたストレートな響きが、古都の名楽団から放たれたのがまずは衝撃的。だが重厚で底光りする“ザクセンの音”も揺るぎなく存在している。曲は対抗配置によって見通しよく進みながら、極めてエネルギッシュ。まさに7番の魅力が全開となった。ところが後半のブラームスの交響曲第1番は、通常の配置によるロマンティックで分厚い演奏。この自在の対応にも驚かされた。
 1870年に創設されたドレスデン・フィルは、ブラームス、R.シュトラウス、ニキシュらが指揮台に立ってきた名門である同時に、ケーゲルやプラッソンなど多彩なシェフのもとで活動してきた、フレキシブルな“コンサート・オーケストラ”。古雅な伝統の響きとヴィヴィッドな感覚の両立が、歌劇場のオケ、シュターツカペレ・ドレスデンとは違った魅力を形成している。
 2011年以来の首席指揮者ミヒャエルは、父が巨匠クルト・ザンデルリンク、兄二人も指揮者という名家の血筋だが、ゲヴァントハウス管やベルリン放送響のチェロ奏者を経て指揮者になった。つまり、重厚な音楽を聴かせたクルトの血と、多くの名匠の解釈を実践した経験値の融合が、急上昇の所以。彼が指揮するベートーヴェンの7番を聴いた90歳の父の言葉=「自分の信じる演奏とは違うが、次回はお前の解釈を試してみよう」が、その才能を物語ってもいる。
 今回は、再びあのベートーヴェンの7番を聴ける。前回逃した方は今度こそ!だ。第5番「運命」、第6番「田園」も清新な表現への期待大だし、ブラームスの1番は当然濃厚な名演必至。これまた再演の「皇帝」は、清水和音の円熟のピアノとのコラボに新たな注目が集まる。それにミヒャエルはこう語る。「私たちは1シーズンに35種類ものプログラムを経験しているので、再び披露する曲も、新しさをお届けできると確信しています」。2年を経ての進化もまた、本公演を聴く楽しみだ。

音楽ライター・柴田克彦




重厚なサウンドを誇るドイツの歴史あるオーケストラで楽聖の名曲を
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団

 2010年に創立140周年を迎えたドイツでも最も歴史のあるオーケストラの一つで、豊かで伝統的そしてドイツ特有の音色を誇るドレスデン・フィルが、ドイツを象徴する楽聖ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」と第7番を披露します。
 今回このオケと2回目の来日となる首席指揮者ザンデルリンクは、ベルリン出身で、ドイツ音楽の巨匠クルト・サンデルリングを父とする新鋭。2001年に指揮者として活動を始めた以降、バイエルン放響、ドレスデン国立歌劇場管、ベルリン・コンチェルトハウス管をはじめとする世界トップクラスの楽団と共演を続け、今最も注目を浴びている逸材です。
 ブラームスやチャイコフスキーなどの大作曲家と共演してきたドレスデン・フィル。ドイツ音楽の神髄を極めた重厚なサウンドを心ゆくまでお楽しみください。

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