デュランティが歌う、色めく春のメロディ
千住真理子 トーク＆リサイタル〜春風のメロディ〜

　2016年、愛器ストラディヴァリウス「デュランティ」が誕生300年を迎え、記念リサイタルを行った千住真理子。その４月にはデュランティと同年代の音楽家モーツァルトの名曲を収録した初のオール・モーツァルト・アルバム「MARIKO plays MOZART」をリリースしました。前半は、そのアルバムから「アヴェ・ヴェルム・コルプス」「春への憧れ」「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の３曲で軽やかに幕を開けます。続いてベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第５番「春」で、春の喜びに満ち溢れた景色をお楽しみ下さい。
　後半は、世界的ヴァイオリニストでもあり作曲家のフリッツ・クライスラー（1875〜1962）のオリジナル作品とアレンジ作品３曲を。今回共演するピアノの丸山滋さんは、千住さんのアルバム「愛のクライスラー」でも共演をしており、息の合った演奏に期待が高まります。そして日本の原風景を感じさせてくれる「早春賦」と「故郷」の２曲。最後は、モンティの「チャールダーシュ」。哀愁を帯びた曲調から一転して軽快に華々しく締め括ります。
　春風のメロディと陽だまりのような千住さんの温かいトークで春爛漫となるザ・シンフォニーホールに、足を運んでみませんか？