ホーム > 公演情報 > ケント・ナガノ指揮 ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団 辻井伸行(ピアノ)  

公演情報

ケント・ナガノ指揮
ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
辻井伸行(ピアノ)  

[指揮]ケント・ナガノ
[ピアノ]辻井伸行
[管弦楽]ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団

日時 2019年11月4日(月) 14:00 開演 13:00 開場
会場 フェスティバルホール
料金 S 19,000円 A 16,000円 B 13,000円 C 11,000円 D 9,000円
BOX 22,000円
一般発売日 2019年5月26日(日)
優先予約日 2019年5月24日(金)
プログラム ベートーヴェン:「エグモント」序曲
リスト:ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調

マーラー:交響曲 第5番 嬰ハ短調

※ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲 第3番→「エグモント」序曲に変更となりました。
お問い合わせ先 ABCチケットインフォメーション
06-6453-6000

まもなく日本ツアーが始まります「ハンブルク・フィル」公演につきまして、10/27・28に行われました現地公演のレポートが届きました!(2019.10.29up)

10月31日より全国7箇所で行われるハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団の日本ツアーに先立ち、辻井伸行が、現地ハンブルクのエルプフィルハーモニーで行われた同団の定期演奏会に出演した。公演曲目は日本公演の東京(10月31日)、名古屋(11月2日)、大阪(11月4日)でも演奏される、ベートーヴェン:「エグモント」序曲、リスト:ピアノ協奏曲第1番、マーラー:交響曲第5番。

公演に先立って行われたリハーサルで辻井とナガノは初顔合わせ。リハーサルを終えたナガノは辻井を、「見事なまでにクリアな方向性を感じさせる演奏で、大変感動した。ともに演奏できることを大変光栄に思う」と称賛した。実は辻井にとってリストの協奏曲第1番は初めて披露する曲。この日の為に入念な準備を重ねリハーサルに臨んだだけに、マエストロからの想像以上の賛辞に辻井も大変感激していた。

エグモント序曲で始まる今回のプログラム。ベートーヴェンの作風にある「苦悩からの歓喜」を、僅か10分程度のこの曲でナガノは丹念に想いを込めて表現してゆく。華々しく終わる序曲から、この後に控えるリストの協奏曲への期待を一層膨らませていく。

序曲を終え、舞台上にピアノが運ばれ辻井の出番となる。冒頭からリストならではの華やかでピアニスティックな演奏が展開されていく。辻井の得意とする繊細で柔らかな音色でオーケストラと掛け合う場面もあれば、互いに丁々発止のスピード感あふれるスリリングな展開を繰り広げる場面もあり、この協奏曲とオーケストラ、そして辻井の相性の良さを存分に楽しめる時間である。熱演を終えた辻井は現地ハンブルクの聴衆に熱狂的に受け入れられ、度々ステージに呼び戻されていた。

後半のマーラー交響曲第5番は、マーラーの作品の中でもマスターピースと言える大曲。オーケストラの醍醐味を存分に体感できるこの作品で、ナガノは丁寧に旋律を描いてゆく。こちらも入念なリハーサルを経て迎えた演奏とあって、アンサンブルは考えぬかれ、旋律の掛け合いも見事に描かれ、マーラーの意図するところをナガノは余すことなく汲み上げ音楽を創ってゆく。怒涛のクライマックスを経てこの大曲を聞き終えた後の充実感はなかなか得難い経験と言えるだろう。

ハンブルク州立歌劇場の現総監督を務めるナガノの遥か昔の前任者は、他でもないこの曲を創ったマーラー、彼自身である。「長い伝統によって培われてきたオーケストラの独特の響きと音色を日本の皆さんにもぜひ楽しんでもらいたい」。ナガノの想いを日本の聴衆に余すことなく伝える準備は整ったようである。この貴重な経験を日本で味わえる瞬間が間もなく訪れようとしている。

[PhotoClaudia Höhne/Philharmonisches Staatsorchester Hamburg]


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■演奏曲目変更のお知らせ■(2019.10.24)
当初予定しておりましたプログラム1曲目の、ベートーヴェン:レオノーレ序曲 第3番は、指揮者及びオーケストラの意向により、変更となりました。何卒、ご了承くださいますようお願い申し上げます。



ケント・ナガノとハンブルク・フィルならではの知的かつ熱狂のマーラー!
辻井伸行ならではの圧巻のリスト!

ケント・ナガノ指揮
ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
辻井伸行(ピアノ)

 新世代の巨匠ケント・ナガノが首席指揮者を務めるドイツの名門楽団を率いて待望の来日!世界中から演奏のオファーが絶えない辻井伸行と夢の共演が実現します。
 300年以上の歴史を誇るハンブルク歌劇場の専属オーケストラで、華やかな歴史に彩られたハンブルク・フィル。1891年には大作曲家マーラーが首席指揮者として指揮台に立ち、ウィーン宮廷歌劇場に転任するまでその強固な関係は続いたと言われています。
 今回、マーラーの愛の楽章と称される“アダージェット”が有名な交響曲第5番をメインに、辻井伸行は美しさと超絶技巧が圧巻のリストの大曲・ピアノ協奏曲第1番に初挑戦します。華やかな興奮と荘厳な響きに酔いしれる究極の感動体験にご期待ください!

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