奇才？超人？天才！伝説のピアニスト、ポゴレリッチ登場！
イーヴォ・ポゴレリッチ ピアノ・リサイタル

　1980年ショパン国際ピアノコンクールの際、ポゴレリッチが本選に進めなかった事に審査員マルタ・アルゲリッチが憤慨し「だって彼は天才よ！」と言い放ち審査員を辞退した、という逸話はあまりにも有名。一時期「迷走している」と言われた時期もありましたが、2018年のリサイタルでは、その鬼才ぶりを発揮しながらも復活を感じさせる彼の演奏に聴衆は引き込まれました。そして、2019年8月には21年ぶりとなる新アルバムを発売し、今またポゴレリッチの動向に熱い眼差しが注がれています。
　今回のリサイタルでは、バッハ、ベートーヴェン、ショパン、ラヴェルの４人の作曲家を取り上げ、それぞれの個性と音楽的つながりを感じさせてくれるようなプログラムとなりました。１音１音全てに解釈を重ねてポゴレリッチが紡ぎ出す音世界。常に私達の想像を遥かに超える奇才・天才ポゴレリッチの新たな境地をご体感下さい。