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公演情報

究極のゴルトベルク
 ヴィキングル・オラフソン
 +清水靖晃&サキソフォネッツ

【第1部】ヴィキングル・オラフソン(ピアノ)

【第2部】清水靖晃&サキソフォネッツ
清水靖晃(テナー・サキソフォン)
<サキソフォネッツ>
林田祐和、田中拓也、東 涼太、鈴木広志(サキソフォン)
佐々木大輔、中村尚子、高橋直人、出町芽生(コントラバス)

※出演者等は変更の場合有。
※終演予定 17:30

日時 2023年12月9日(土) 14:00 開演 13:30 開場
会場 住友生命いずみホール
料金 S 8,000円 A 6,000円
一般発売日 2023年7月23日(日)
優先予約日 2023年7月21日(金)
チケット販売 ABCぴあ
プログラム 【第1部】ヴィキングル・オラフソン(ピアノ)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988(全曲)

【第2部】清水靖晃 &サキソフォネッツ
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
(清水靖晃編曲 5サキソフォン 4コントラバス版)
お問い合わせ先 ABCチケットインフォメーション
06-6453-6000

【ご来場されるお客様へのお願い】
3月13日以降、政府の発表に準じて、館内での感染対策について以下の様に変更致します。

1.引き続き、館内でのマスク着用を推奨させて頂きます。(着用・非着用はお客様ご自身でご判断ください。)
2.客席内で会話をされる場合や、大きな声での声援(ブラボー等)を送られる場合はマスクの着用をお願い致します。
3.発熱等の体調不良がある場合は、ご来場をお控えください。
4.ご入場口には、検温器、アルコール消毒液を設置しておりますので、引き続きご利用いただけます。
館内での感染拡大防止に、引き続きご協力頂きますようお願い致します。
また、公演会場となる各ホールの感染予防対策も併せてご確認ください。

尚、この変更に伴う、お座席の変更や払い戻しは承りませんので、あらかじめご了承下さいますようお願い致します。


清水靖晃に聞く《ゴルトベルク変奏曲》の深奥
(2024.11.14up)


『究極のゴルトベルク』と題されたコンサートが12月初頭に東京と大阪で開催
される。第1部には世界でもっとも熱い注目を集めるアイスランド出身のピア
ニスト、ヴィキングル・オラフソン、第2部にはバッハをライフワークに独自
の世界を切り拓いてきた清水靖晃(サキソフォン奏者、作曲家、音楽プロデュ
ーサー)率いるサキソフォネッツが登場し、それぞれバッハの《ゴルトベルク
変奏曲》全曲を演奏するという企画。この前代未聞のコンサートについて、清
水に話を聞いた。

◆バッハ、サキソフォン、スペースの三角関係
――清水靖晃&サキソフォネッツのアルバム『ゴルトベルク・ヴァリエーション
ズ』がリリースされたのが2015年。5本のサキソフォンと4本のコントラバスに
よる異次元のバッハは衝撃的でした。このアルバムが生まれた経緯について、
お聞かせいただけますか。

もともと「サキソフォネッツ」は、1983年に僕がひとりではじめたソロ・プロ
ジェクトでした。バッハに取り組んだのは1990年代後半、《無伴奏チェロ組曲
》をテナーサキソフォンのために編曲・演奏したのがはじまり。「バッハ、サ
キソフォン、スペース(空間)の三角関係」というコンセプトで、崇高なバッ
ハの音楽と、世俗の楽器であるサキソフォンを、残響の長い空間で掛け合わせ
たら面白いのではないかと思ってね。
その後、サキソフォネッツは2007年のアルバム『ペンタトニカ』から、4人の
サキソフォン奏者を加え、「実体」をもって生まれ変わりました。そして
、2010年にすみだトリフォニーホールの委嘱で、5本のサキソフォンと4本のコ
ントラバスによる《ゴルトベルク変奏曲》を初演。5年後の2015年に同曲を録
音したアルバムがリリースされたという流れです。

――作品の構造はそのままに、新たな旋律を書き加えたり、リズムを変えたりし
て大胆に編曲された《ゴルトベルク変奏曲》は、どのように作られていったの
でしょう。

譜面をMIDIに打ち込んで、その音を何度も再生しながら、自分の旋律を加えた
り、自分にはこう聞こえるという音に変えたりしていきました。MIDIファイル
にすることで、曲の骨格がシンプルに見えるようになるんです。さらにリズム
の捉え方を変えて、ポリリズムやミニマルのように捉えてみたり、アフリカの
リズムのような躍動を入れてみたり。
僕はドイツ音楽の原理的な基本というものを深く学んだわけではないので、自
分が今までやってきたこと、培ってきたものでアプローチできる。ドイツの正
統とは違う、日本人だからこその自由なバッハを、尊重してみたいなと思った
んですよね。

――今回は、《ゴルトベルク変奏曲》を初演したすみだトリフォニーホールでふ
たたび演奏するわけですが、ここ数年の間にこの作品を演奏する機会はありま
したか?

いえ、2015〜16年ににアルバムのリリースコンサートをやって以来、全曲演奏はしていません。2018年に國本怜くん(ラップトップ、ピアノ)とヨーロッパをツア
ーして回ったとき、「アリア」だけプログラムに入れましたけれど。
今回は、2015年と同じ譜面で演奏しますが、サキソフォネッツのメンバーがス
ケジュールの都合で変わりましたし、なにより自分の身体の細胞がこの8年の
間に変化しているので、かなり違う音になると思います。

◆「グッとくる瞬間」を求めて

――清水さんは幼い頃から、ジャズやロック、歌謡曲、クラシック、ワールドミ
ュージックなど、あらゆる音楽に触れて育ったそうですね。そのなかで、なぜ
「バッハ」に惹かれたのでしょう?

クラシックの作曲家だと、ドビュッシーやラヴェル、リゲティなども好きです
が、僕にとってバッハは作曲家というよりも、「御触書(おふれがき)」とい
う感じなんですよね。あるいは、神の言葉がスラスラ出てくる御神託のような
。それでも《ゴルトベルク変奏曲》には人間的な息づかいを感じるけれど、《
フーガの技法》や《インヴェンション》などは本当に自然そのもの、川の流れ
を眺めているような気分になります。
僕はたまにラジオを4台ぐらい同時に鳴らして、その真ん中に座ってサラウン
ドで聴いたりするんだけど、突然、すべてが合う瞬間があるんです。そういう
とき、なんだかすごくグッとくる。バッハの場合は、グッとくる瞬間がわりと
しょっちゅう訪れるんですよね。教会に集まる民衆の心を掴んで、神に向けて
上らせていく術を体得していたのでしょうね。

――バッハは教会の毎週の礼拝のために、たくさんのカンタータを書いていまし
たからね。

もはや織物みたいなものだよね、職人のように、ひたすらテキスタイルを紡ぎ
上げていく。織物は実体として残るけれど、音だと空気に滲んでなくなってい

くというところがまたいいですよね。

――バッハの音楽を新しい視点で捉え直すという意味においては、オラフソンさ
んも同じかもしれないと思うのですが、彼の演奏は聴きましたか?

ええ、最近リリースされたばかりの《ゴルトベルク変奏曲》のアルバムも聴き
ましたよ。すごく音の粒立ちが面白いと思いました。タンチョウヅルが水辺か
ら飛び立つときみたい。生で聴けるのを楽しみにしています。

――最近の清水さんのご活動についてお聞かせください。NHKドラマ『透明なゆ
りかご』『空白を満たしなさい』やドキュメンタリー番組、映画のための音楽
も多く手がけていらっしゃいますね。

作曲に入っちゃうと、なかなか楽器を吹かなくなってしまうので、両立はけっ
こう大変。でも今年はドラマの音楽の作曲と演奏活動を同時にやっていたので
、昼間は練習して、夜に作曲するみたいな生活をしていて、すごくハードでし
た。それでも映像のための音楽を作り続けていきたいと思うのは、やっぱり音
のテキスタイルを紡ぎ上げていく喜びがあるからでしょうね。ストーリーに浮
遊する言葉の意味と、音楽と、空間の絡み合い。そこにグッときます。

――お話を伺っていると、清水さんとバッハの姿が重なりました。12月にはどの
ような《ゴルトベルク変奏曲》を聴かせていただけるのか、期待しています!

取材・文=原典子





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ヴィキングル+清水靖晃
決して聴き逃してはならない究極のゴルトベルク・コンサート

究極のゴルトベルク
 ヴィキングル・オラフソン
 +清水靖晃&サキソフォネッツ


 グレン・グールド以来の注目を集める天才ピアニストヴィキングル・オラフソン。
 新たなバッハワールドを切り開く孤高の鬼才清水靖晃とサキソフォネッツ。
 今、聴くべき2つのゴルトベルクを連続で体験&感動する究極のコンサート!





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