ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団&亀井聖矢
[指揮]サー・ドナルド・ラニクルズ
[ピアノ]亀井聖矢
[管弦楽]ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
| 日時 |
2026年6月20日(土) 14:00 開演 13:00 開場 |
|---|---|
| 会場 | ザ・シンフォニーホール |
| 料金 | A 19,000円 B 16,000円 C 13,000円 D 9,000円 |
| 一般発売日 | 2026年1月25日(日) |
| 優先予約日 | 2026年1月23日(金) |
| チケット販売 | ABCぴあ |
| プログラム | ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 「皇帝」 op.73 ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 op.98 |
| お問い合わせ先 | ABCチケットインフォメーション 06-6453-6000 |
新首席指揮者ラ二クルズ、亀井聖矢を迎えて。
伝統の響きに、新たな息吹が交わる!
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団&亀井聖矢
150年以上の歴史を誇るドイツ屈指の名門、ドレスデン・フィルが7年ぶりに日本へ。2025/2026シーズンより首席指揮者に就任の巨匠サー・ドナルド・ラニクルズのタクトで、伝統の“ドレスデン・サウンド”に新たな風を吹かせます!
ソリストには、圧倒的なテクニックと多彩な表現力で絶大な人気を集める、ピアニスト亀井聖矢が登場。ピアノとオーケストラが壮麗な掛け合いを繰り広げる、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番《皇帝》に挑みます。若き才能と巨匠、そして新生ドレスデン・フィルが生み出す一期一会の舞台にどうぞご期待ください。
後半は、ブラームスにとって最後の交響曲となった、第4番。ドイツ音楽の醍醐味が凝縮された王道プログラムを、本場の響きで心ゆくまでお楽しみください。
・‥…━━━亀井聖矢インタビュー!━━━…‥・
サー・ドナルド・ラニクルズ&ドレスデン・フィルとの日本ツアーにむけて
6月、亀井聖矢が、サー・ドナルド・ラニクルズ率いるドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団と、ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番で共演する。
留学生活から今回のツアーへの意気込みまで、音楽ジャーナリストの中村真人さんに取材いただきました。
──今日はハンブルクでお会いする機会をいただいたので、亀井さんのドイツでの生活や活動についても伺えたらと思います。そもそも、なぜ留学先にドイツを選ばれたのでしょうか?
カールスルーエ音楽大学の教授で、世界的に活躍されているピアニスト、児玉桃先生に師事したかったからです。レッスンでは一音一音へのこだわりが凄く、それまで「なんとなく」で弾いていた部分に対して、どういう意図を持って音を作っていくべきか、様々な視点からアプローチしてくださいます。自分の音を確立させていくための考え方が非常にプロフェッショナルで、日々吸収することばかりです。
──カールスルーエにはいつからお住まいですか?
2023年秋からです。移住した直後は、その前から決まっていた日本でのコンサートもたくさんあって、2週間おきに日本とドイツを往復するような忙しい日々でした。最近ドイツの生活がようやく落ち着いて、じっくり新しいレパートリーを増やしたり、準備に時間をかけたりできるようになってきました。
──この6月、ドナルド・ラニクルズ指揮ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の日本公演で、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番《皇帝》を弾かれます。その直前にドレスデンの定期公演でも共演されますが、これは亀井さんのドイツでの協奏曲デビューになりますか?
はい。本場ドイツで、しかも王道のレパートリーであるベートーヴェンの《皇帝》を弾くことにはプレッシャーもありますが、とても楽しみです。
首席指揮者のラニクルズさんとは、本拠地の文化宮殿ですでに一度お会いし、ソロを何曲か聴いていただきました。私の解釈を尊重しながら一緒に音楽を作ろうとしてくださっているのを感じましたね。人間的にも温かみがあり、ドレスデン・フィルの重厚な響きの中で共演できるのが今から待ち遠しいです。
──ピアニストから見て、ベートーヴェンの作品についてどう感じていらっしゃいますか。
ピアノという楽器の発展とともに、この楽器で何ができるかを常に革新し続けたのが、ベートーヴェンという作曲家だと思います。中でも《皇帝》は構築美が素晴らしく、第2楽章の美しさやオーケストラとの対比など、ピアノという楽器の魅力が詰まった作品です。いつか後期のソナタ、特に第31番(作品110)や第32番(作品111)など、より内面的な世界にも深く向き合ってみたいですね。
──亀井さんが目標にしているピアニストは?
マルタ・アルゲリッチさんはやはり特別です。あんなに自由で自然なのに、聴き手を惹きつけて離さない説得力がある。どういう次元であのような演奏が成立しているのか……。本当に尊敬します。先日もパリで彼女のコンサートを聴きに行きましたが、80代とは思えないエネルギーに圧倒されました。
──音楽を離れている時、好きな過ごし方はありますか?
ひとつは料理ですね。ドイツに住んでいるとやはり日本食が恋しくなるので、アジアスーパーで食材を買ってきて、親子丼やトンカツ、焼きうどんなどを作っています。外食は高いですし、自分で作るのが一番落ち着きますね。あと、相変わらず「謎解き」も大好きです。脱出ゲームに行ったり、自分で謎を作ってネットに公開したりもしています。謎を解いた時のひらめきや、自分が作ったもので誰かが楽しんでくれる感覚は、音楽に通じるものがあるかもしれません。
──今後の目標についてお聞かせください。
現代はさまざまな娯楽にあふれていますが、人間が本質的に美しいと感じるものが宿っているのが音楽という芸術だと思います。昨年の(5位入賞を果たした)エリザベート王妃国際音楽コンクールをもって、数字で評価されるコンクールの世界からは一区切りをつけ、これからは一歩ずつ、自分らしい音楽の道を歩んでいきたいです。聴いてくださる方に何かプラスの感情を届けられるよう、ドレスデン・フィルとの公演も全力で臨みたいと思います。
中村真人(音楽ジャーナリスト/ベルリン在住)

